男女別不妊の原因-女性編-

今や6組に1組のカップルが不妊と言われ不妊治療の患者数は45万人にも上ると言われています。
そんな不妊問題ですが、多くの場合女性に問題があるように考えられることが多いと思います。
しかし、実際は男性側にも不妊の問題が存在する場合があるのです。
今回から二記事に渡って、そんな不妊の原因について男女別に見ていきます!
今回は、女性側の原因についてです。

女性側の原因

女性側の原因としては以下の3つが主な原因として挙げられます。 多いものから順に見ていきます。

1.機能性不妊

女性の不妊の原因の約4割を占めるのがこの原因です。 機能性不妊は基本的な不妊検査を行ってもその原因が分からない不妊のことを言います。 機能性不妊と診断されたら、過去の検査を振り返ってみましょう。 何か抜けている検査があればその検査を受けるのが得策です。 また最近では、一般的な検査で機能性不妊だと言われても精密検査によって新たな原因が判明することが多いようです。

2.排卵障害

約3割を占める原因がこの排卵障害です。 月に一度、卵膜を破った卵子が卵巣の外に飛び出す「排卵」が何らかの理由で上手くいかない場合がこの不妊状態となります。 排卵障害の原因は明らかにはなっていませんが、月経不順の女性に多いとされており、ホルモンバランスの乱れが大きく関わっているのではないかと言われています。

3.卵管障害

近年割合が増えており、原因の3割近くを占めると言われてるのが卵管障害です。 受精卵の通り道である卵管が詰まったり癒着している状態のことを指します。 細菌感染や膣内の炎症が主な原因として挙げられますが、近年特に増えているのが、「クラミジア感染症」によるものです。 クラミジア感染症は最も頻繁に見られる性感染症で、子宮内部に炎症を起こします。 そしてその炎症が卵管に広がっていき、不妊に繋がる卵管障害を起こしてしまうのです。

いかがでしたか?
一口に不妊と言っても女性だけでもこれだけ多くの原因が考えられるのですね。
ですが、冒頭でもお伝えしたように不妊の原因は男性にもあります。
次回の記事では、そんな男性側の不妊の原因についてお伝えしようと思います。