不妊治療に効果あり!鍼灸でホルモンバランスを整えましょう
「不妊治療の効果を高めるために、鍼灸に挑戦してみたい!」
「でも、どうして鍼灸が不妊治療の効果を高めることに繋がるのだろう?」
あまり馴染みのない鍼灸。不妊治療に効果的と言われても、あまりピンとこない方も多いかと思います。
鍼灸は具体的に、どのようにして、不妊治療に効果をもたらすのでしょうか?
今回はそんな鍼灸と不妊治療の関係を「鍼灸は脳の血流を良くする」という面から、紹介します。
■鍼灸とは
医学には、大きく分けて、東洋医学と西洋医学があります。
鍼灸は、東洋医学の1つです。西洋医学が症状に対してのみアプローチするのに対して、東洋医学は体の不調の根本的な原因に対してアプローチするので、副作用の心配なしに、体全体への効果が期待できます。
「頭痛がしたから頭痛止めの薬を飲んだら、頭痛が治った!だけど時間が経つとまた頭痛が、、、。」
こんな経験をされたことはありませんか?
この際に使われたお薬は、西洋医学的な考えの薬だと言えるでしょう。
西洋医学は実証的で、データに則ったものなので、即効性があります。
しかし、ピンポイントに対する治療であるがゆえに、不調の根本的な解決には至らず、症状が再発することがあります。
東洋医学は、体の不調の根本的な原因である「冷え」に対して治療を行います。
鍼灸もその理念に則った治療法ですので、基本的には、血行を促進し自律神経を整えて体を根本的に良い状態に持っていくことを、目標としています。
■鍼灸でホルモンバランスを整えましょう
手足のツボに鍼灸治療を施すと、脳の血流促進に効果があります。
特に手は、繊細な動きをする場所なので、神経がたくさん通っています。
手のコントロールに関わりのある神経は、脳の3分の1にも達するのです。
そのため、手足に刺激を加えることで、脳の神経を刺激でき、脳の血流促進につながります。
妊娠には、ホルモンバランスを整えることが必要不可欠です。
女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは卵巣から分泌されるのですが、実は、すべてのホルモンバランスを管理しているのは脳なのです。
脳には間脳という場所があり、そこに血液中のホルモン量を常にチェックしている視床下部があります。
視床下部は必要な時に性腺刺激ホルモンを分泌し、脳下垂体という違う場所に「女性ホルモンを増やしてください」という指令を送ります。
すると脳下垂体はその指令を受けて、卵巣刺激ホルモン(または黄体化ホルモン)を分泌し卵巣に対して「エストロゲン(またはプロゲステロン)を分泌してください」と指令。
それを受けてやっと、卵巣が女性ホルモンを分泌するのです。
今回は鍼灸がなぜ不妊治療に効果的なのか、その理由について紹介しました。
鍼灸で、体全体の不調を改善させて、不妊治療を成功させましょう!