不妊の原因、半数が男性?!男性不妊にも針治療を

みなさん、「ブスの瞳に恋してる」はご存知でしょうか?
放送作家の鈴木おさむさんが、のちに結婚する女芸人、森三中・大島美幸さんとの生活をエッセイにして綴ったものです。
漫画化、テレビドラマ化もされました。
実話を元に面白おかしく作品に仕上げたものなので、異なるところもありますが、鈴木さんが書かれたエッセイの中に、こんな回があります。
第109回「針治療との出会い」です。
ざっくり説明すると、ひょんなことから針治療の先生に出会って、針治療を受けてみた鈴木さんでしたが、先生に体の不調を一瞬で見抜かれ、さらには「あなたの精子がボロボロだから、奥様はなかなか妊娠しないんだよ」とズバッと言われてしまう、というお話。
鈴木さんが出会った針の先生は中国の先生、ということで「見てツボを探す」鍼灸治療に長けている方でした。
日本では1200年の歴史がある「触ってツボを探す」鍼灸治療が盛んに行われています。
どちらも歴史ある東洋医学で、治療の根本的な理念は変わりません。

ここでお伝えしたいのは、不妊治療にはカップルで一緒に取り組むことが大切だということです。
不妊症にお悩みのカップルのうち、男性側に問題がある割合は約半数だと言われています。
先ほどの「ブスの瞳に恋してる」に登場した中国の針の先生は「不妊の原因は約8割が男性にある」とまでおっしゃっています。

男性が不妊の原因である際の症状として、乏精子症、無精子症、精子無力症などがあります。
乏精子症とは精子の数が圧倒的に足りていない状態、無精子症とは精子が全く作り出されない状態、精子無力症とは元気な精子の数が足りていない状態です。
精巣が炎症を起こしているなど原因がはっきりしている場合もありますが、ストレスの多い現代では原因不明の場合がほとんどです。

原因不明の体の不調には東洋医学が良いとされています。
体の不調の根本的な原因にアプローチし、体全体の状態を良い方向に持って行くからです。
その為、男性不妊にも東洋医学の鍼灸はおすすめだと言えます。
なかなかカップルで一緒に不妊治療に行く時間はないかもしれませんが、その半数が男性に原因があるのですから、ぜひご一緒に診察に来ていただきたいのです。

もしパートナーの方が子供は欲しいけど不妊治療には消極的だというのなら、一度「ブスの瞳に恋してる」を見てもらっても良いかもしれません。

アクア鍼灸治療院は大阪上本町駅から徒歩3分のところにあるので、通勤の途中や近くへいらっしゃった時には、ぜひお立ち寄りいただければと思います。

dav