不妊の原因は女性にあるとは限らない!?鍼灸が不妊治療に効果的な理由

現在の日本は少子高齢化社会に突入し、晩婚化が原因の少子化は現在も進行中です。
現在日本では、子供を望む夫婦の6組に1組が不妊の悩みを抱えているといわれています。
しかし、なぜ不妊で悩む方がこんなにもたくさんいるのでしょうか。
今回は不妊とは何か、不妊治療の現状、不妊治療に効果があるとされる鍼灸療法についてお話しします。

○ 不妊とは
WHO(世界保険機構)は「妊娠していないのに12ヶ月以上にわたって妊娠に至らない状態」のことを「不妊」としています。
不妊症はカゼや胃腸炎等の病気とは異なり、症状がわかりやすく現れる訳ではないため、自分で不妊症に気づくまで結構な時間がかかってしまう場合が多く、赤ちゃんを望んでいたのに妊娠できなかったという方もたくさんいらっしゃるのです。
ではなぜ不妊になってしまうのか、不妊の原因はご存知でしょうか?
ここからは不妊症になりやすい人の特徴から不妊の原因についてご説明します。

・ 時間が無い!?出産にはリミットがある
年齢が明確に定まっているわけではないですが、年齢を重ねるにつれて妊娠力は弱まっていきます。
よって不妊治療を続けているとしても、年を取るにつれて妊娠できる確率は下がってしまうということは理解しておかなければなりません。
よって不妊症なのかどうかはできるだけ早い段階で知っておく必要があるのです。

・ 不妊症の方に見られる特徴
不妊症と聞くと一般的に女性の問題と受け取る方が非常に多いです。
しかし、不妊症は女性だけの問題ではなく、男性にも不妊症の可能性はあるのです。

1. 月経に異常がある女性
月経の周期が不定期であったり、月経の量が多く期間が長い方、逆に量が少なく期間も短い方どちらも不妊症の疑いがあります。
また、生理痛がひどくなったり排便時に傷みを感じるという方は子宮内膜炎の可能性があります。
これは子宮内で起こる炎症の事です。
妊娠できなくなるわけではないものの、妊娠できる確率が低くなってしまうので治療が必要です。
その他にも性感染症等は不妊症にかかる可能性が非常に高い病気です。
これらに該当する方はできるだけ早めに病院で不妊症の検査を受けた方が良いかもしれません。

2. 男性側に原因がある場合
不妊症の約半数は男性に原因があると言われています。
不妊症のカップルのうち2組に1の割合で男性の不妊症の可能性があるのです。
女性だけが検査に行くのではなく、男性も不妊症の検査はしておかなければ早い段階で不妊治療に踏み切る事はできません。
早く不妊の原因を究明し、解決する為にも体に注意を向けておかなければなりません。

○ 不妊症治療には鍼灸
一般的には不妊治療には女性ホルモンを活性化させる事が大切だと言われています。
しかし、どうやって女性ホルモンを増やしていけば良いのでしょう。
考え方としては、女性ホルモンを増やす多恵の治療ではなく、本来の健康的な体を取り戻す為の治療をする事が大切なのです。
健康的な体になれば、自然と女性ホルモンも正常に戻ります。
そこで体のバランスを正常に戻すのに効果がある鍼灸についてご説明します。
鍼灸とは体のツボに針を刺したり、お灸を据えることでツボを刺激し、血行を促進させる療法です。
妊娠には自己治癒力が大きく関わってきます。
どんなにホルモン剤を打って女性ホルモンの量を増やしたとしても妊娠しない場合もあるのです。
鍼灸によって不妊の根本的な原因とされる冷えを解消し、自己治癒力を回復させる事が不妊治療には非常に効果的なのです。

不妊の原因は女性だけにあるとは限らない事がお分かり頂けたでしょうか?
不妊は夫婦の問題です。
パートナーと助け合い、自分に合う最前のアプローチで不妊体質と向き合い、時間をかけて回復を目指しましょう。
鍼灸は体に良いだけでなく、心をリラックスさせてくれる効果がありますので、気持ちが楽な状態で不妊治療を続ける為にも鍼灸をお試ししてみてはいかがでしょうか。

sdr