不妊治療の種類とは?
妊娠について悩みを抱えているみなさん。不妊治療を受診しようと考えていらっしゃいますか?
不妊の悩みは人に気軽に相談できる内容ではないことが多いので、情報を全くお持ちでない方もいらっしゃいます。
そのような方のために、今回は不妊治療の種類と費用についてご紹介します。
インターネット上の掲示板では、妊娠について相談できるところもあるので、ぜひ参考にしてください。
1 タイミング法
タイミング法は不妊治療の基本的なものであり、最も低価格で受けられます。
タイミング法は最も妊娠しやすい時期である、排卵日の2日前から排卵日までの間に受精のタイミングを合わせる方法です。
月に1,2回、排卵の時期に病院に行き、超音波測定や子宮内膜測定を行います。
また、自宅でも基礎体温表を付けて、排卵日を予測しやすくします。
タイミング法は保険の適用を受けられるので、自己負担が3割で済むことが多いです。
タイミング法による妊娠確率は6回を超えるとぐっと下がるので、5,6回が目安となります。
2 人工授精
採取した精子の中から、活発なものを選び、子宮内に注入する方法です。
自然妊娠に近い形ですので、タイミング法の次に治療されることが多いです。
一度の人工授精で約10%の人が、妊娠します。
人工授精による妊娠の8割以上が7回目以内の治療で妊娠するため、7回の治療を終えても妊娠しなかったら、体外受精を検討しましょう。
人工授精の費用は2~3万円ほどです。
3 高度不妊治療(体外受精・顕微授精)
・体外受精
体外で受精した胚を子宮に戻す方法です。他の治療法よりも妊娠の確率は高くなります。
費用は30万円以上と高額になります。
・顕微授精
体外受精では培養液の中で、卵子と精子がくっつくのを待ちますが、精子が極端に少なかった場合、この方法は成功しません。
その場合、ガラス針で卵子に精子を注入しますが、この方法を顕微授精と言います。費用は体外受精と同等か、やや高額となります。
4 鍼灸院による治療
上の3つは産婦人科による治療になりますが、鍼灸院による治療も不妊に効果があります。
不妊の根本的な問題を解決するというよりも、体調やホルモンバランスを整えて、妊娠しやすい身体をつくるという治療です。
タイミング法や人工授精と併用して鍼灸院を利用されている方が多いです。
鍼灸院を利用する際には必ず、産婦人科医に相談することと、不妊治療に力を入れている鍼灸院を利用することを心がけてください。
以上、不妊治療の種類についてご紹介しました。参考にしていただけると幸いです。