不妊になりやすい体質のチェック法

現在、カップルの六組に一組が不妊について悩みを抱えていると言われています。
つまり、この問題は決して他人事ではなく、いつ、誰にでも起こりうるものなのです。

自分は不妊になりやすい体質なのか、またその原因は何なのか、漠然と不妊について不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、不妊になりやすい体質なのかどうかを確認する方法についてご紹介致します。

不妊になりやすい特徴

一概に「不妊」と言っても、その原因は様々です。
不妊になりやすい方の特徴をいくつか挙げていきます。
ご自身に当てはまるかどうか確認してみましょう。

(1)年齢が35歳以上である
女性の卵子は35歳以降になると老化が進み、妊娠の確率が低下するというデータが出ています。
年齢は不妊の大きな要因となります。

(2)極度の肥満型、または痩せ型である
体型、または食生活は妊娠の可能性に大きく関わってきます。
単に体重で判断するのではなく、BMIという肥満度を表す数値を参照するのが最も良いでしょう。
ちなみに、望ましい女性のBMI値は17以上、26以下です。

(3)過度なストレスを抱えている
強いストレスは自律神経の乱れを引き起こし、身体に様々な不調をきたします。
自律神経が乱れると、同時に女性ホルモンの乱れも発生してしまい、卵巣や子宮内膜など、妊娠する上で最も重要な器官の機能低下を引き起こします。

(4)生理の周期が不安定、生理痛がひどい
生理の乱れも(3)で述べた、女性ホルモンの乱れが原因です。
このような症状を抱えている場合はまず、ストレスの溜まる生活をしていないか、また、乱れた食生活をしていないか見直してみましょう。

(5)極度の冷え性である、基礎体温が低い
体の冷えも不妊の原因の一つとして挙げられます。
特に、おなか周りの冷えは子供を授かる上で重要な子宮周りの血行を悪くしてしまい、子宮の機能不全へと繋がってしまうことがあります。

腹巻きなどでおなか周りを温めたり、筋肉量を増やして基礎代謝を上げるといったことは、冷えを改善する一つの方法です。

最後に

ご覧の通り、不妊は様々な原因によって引き起こされる問題です。
また、不妊の原因は女性側だけにあるというわけではありません。
精子の運動不活発や老化による精子量の減少など、男性側にも問題があるケースは多いです。

WHOのデータによると、不妊の原因の25%は男性側にあると言われています。
簡易的なチェックをしても原因がいまいち分からない、そんなときはぜひためらわず、専門医師に相談しましょう。