不妊治療で鍼灸を行うときに痛みは出るのか?
「不妊治療に鍼灸が効果的なのは知っているけど、痛そうで怖いな。」
「鍼灸の痛みって不妊治療に効果があるの?」
そのようなことを考えている人はいませんか?
近年は不妊治療のために鍼灸を行う人も増えています。
一方で、針を刺すという治療法から痛そうで近づけないという声もあります。
そこで今回は、鍼灸治療を受けるときの痛みとその原因について解説します。
鍼灸は痛いのか
結論から言うと、鍼灸の痛みはほとんどありません。
しかし、痛みを感じる人もごく一部います。
なぜ痛みを感じる人と感じない人がいるのでしょうか。
ほとんどの人が痛くない理由
鍼灸を行う際には、極めて細い鍼を使用します。
皮膚に針を刺す治療法なので、痛みは避けられないと思う人も多いでしょう。
しかし、鍼灸師はその痛みを減らす工夫をしています。
鍼を刺す深さや鍼の太さを調整して、痛覚を感じるまでの刺激を与えないようにするのです。
そのため、鍼を刺してもほとんどの人が痛みを感じません。
一部の人が痛みを感じる理由
ごく稀に鍼灸によって痛みを感じる人がいます。
ここでは、痛みを伴うパターンについて紹介します。
痛点に当たる
皮膚には知覚神経が通っており、運悪くそこに刺さると痛みを感じます。
「打ち所の運が悪かった」に近い感覚なので、特に心配する必要はありません。
突発的な痛みはありますが、長くても2~3日で治ります。
耐えられない痛みを感じた場合は、すぐ鍼灸師に相談しましょう。
筋肉が固まっている
腰痛や肩こりに悩む人は、鍼灸の時に痛みを感じるかもしれません。
鍼灸には固まった筋肉をほぐす効果があります。
筋肉が和らぐと、その周辺の神経も同時に緩みます。
これは鍼灸による痛みではありません。
ここで感じる痛みは鍼灸の効果が表れている証拠でもあります。
なぜ鍼灸が不妊治療に役立つのか
不妊治療が鍼灸に効果的という話には、きちんとした根拠があります。
冷え性の女性は多く、血流の悪さは不妊に繋がります。
鍼灸は体のツボを刺激することで、全身の血流を良くしてくれるのです。
さらに、鍼灸を行うことでホルモンバランスが整えられます。
バランスが正常に戻ると、生理不順やストレスの解消にも効果を発揮します。
鍼灸が不妊治療に役立つのはこのためです。
まとめ
今回は鍼灸治療を受けるときの痛みと原因について解説しました。
不妊治療のための手段として鍼灸治療を検討されている方も多いと思います。
鍼灸をしても完全に痛みがない保証はありませんが、得られる効果は痛み以上のものがあります。
婦人科へ足を運ぶのも一つの手ですが、一度鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。