不妊症の原因が分かる方法とは
「結婚をしてからしばらく避妊していないのにもかかわらず子供ができなくて不安」、「もしかして不妊症かもしれない」と不安に感じている方はいらっしゃいませんか?
そこで今回は、不妊症の原因がなにかを見分けるための方法についていくつかご紹介します。
不妊症の定義
不妊症かどうかを見分けるためにはまずその定義を確認しておく必要があります。
日本産科婦人科学会によると、「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」を不妊症と定義しています。
またこの「一定期間」とは一般的に1年を目安とされることが多いようです。
不妊症の原因を見分ける方法
不妊症は女性側が原因であるイメージが強いかもしれませんが、実は男性側に原因があることも少なくありません。
ここでは男女に分けて不妊症の原因となる代表例をいくつか見ていきます。
男性
*造精機能障害
精子を生成する機能に問題があり、健康な精子を作り出すことが難しい状態です。
精子の数が少ない、あるいは限りなくゼロに近い状態や、精子の運動が活発ではなく不健康な精子が生まれてくる状態、精子の形に異常がある状態などが、この造精機能障害によって引き起こされます。
ビタミン剤やホルモン剤の投与による治療を行うことが一般的です。
*精路通過障害
精子の通り道である精管になんらかの障害があり、無精子症になってしまう病気です。
精管に対して直接治療をする、質の良い精子を採取し顕微授精をするなどの治療法が考えられます。
女性
*排卵障害
女性は通常月経の際に排卵が起こりますが、その排卵に問題がある場合に不妊症となってしまうことがあります。
原因はホルモンの分泌異常や卵巣内で発生する多嚢胞性卵巣症候群、卵巣の機能低下などさまざまなことが考えられます。
ホルモン検査や超音波検査など、考えられる原因に適した検査方法で不妊症のもとを探ります。
*卵管障害
卵管の中で起きる障害です。
性感染症によって卵管内で起こる炎症が原因となり、卵管が詰まってしまうころが卵管障害の例としてあげられます。
卵管を広げる治療や、体外受精などで妊娠を促すといった方法があります。
まとめ
以上、今回は不妊症の原因がなにかを見分けるための方法を、男女に分け、それぞれの代表例をもとにご紹介しました。
不妊症の原因がわからなくて不安な方は、ぜひこの記事を参考に適切な治療を試してみてはいかがでしょうか。