不妊治療はいつまで続けるべきか?
「こどもが欲しいけど不妊でなかなかうまくいかない」、「不妊治療をはじめたいけどどのくらいの期間続くのかがわからずに不安」といった悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
そこで今回は、不妊治療はいつまで続けるべきかについて解説していきます。
不妊治療の終わり方
基本的に不妊治療の期間は、無事妊娠することができるまでの期間です。
当然妊娠に成功して、不妊治療を終了することが当事者にとっては最も良い形となります。
その不妊治療には主に3つのステップがあると言われています。
それぞれどのステップで妊娠するかによって不妊治療の期間が異なります。
タイミング法
自然妊娠と最も近い形とされるタイミング法では、女性の月経に合わせて妊娠をしやすいタイミングに合わせて処方箋を服用し性交します。
年代によって異なりますがおよそ3カ月から半年、場合によってはもう少し長くこのタイミング法で妊娠を促します。
年齢が高くなればなるほど期間が短く、次にステップに早く進む可能性があります。
人工授精
人工授精は、最も妊娠しやすいタイミングで前日に採取した精子をきれいに洗浄し、人工的に子宮へと流し込む方法です。
「自然妊娠ではない」と抵抗感を持つ方もいらっしゃいますが、実際は「ムダの少ない射精を促す」というイメージに近く、自然妊娠に比較的近い方法です。
これも人や年齢によって異なりますが、多くの場合3カ月から半年にかけて人工授精を行います。
料金は一回につき2万円ほどが一般的と言われています。
体外受精
タイミング法や人工授精でも妊娠にいたらなかった場合、体外受精へと進みます。
体外受精では、まず注射や薬の服用で卵胞を女性の体内で育てます。
そして月経直前の成熟した卵子を採取し、人工授精と同じ要領で精子と卵子をくっつけます。
受精した卵を胚盤胞期と呼ばれる段階まで育て、女性の体に戻します。
1回でうまく行くこともあれば、何度か排卵、受精を繰り返さなければならない場合もあります。
また受精の際にガラス管を通して精子を卵子に注入する方法があります。
さらに胚移植にもさまざまな方法があり、かかる費用や期間は人によってバラバラです。
このような方法と治療期間があり、全てのプロセスを行うのにおよそ2年間かかると言われています。
すべて試すことで治療を断念する、あらかじめ治療に専念する期間を決めておくことで、精神的負担を和らげましょう。
まとめ
以上今回は、不妊治療はいつまで続けるべきかについてご紹介しました。
仕事の事情や経済的理由、妊娠に対する考え方は人それぞれですので、気になったかたは一度専門の治療院でご相談してみてはいかがでしょうか。