不妊はなぜ起こるのか?

不妊の原因には大きく2つに分けられます。
女性側が不妊症の原因になっている場合と、男性側にある場合です。
女性の場合では排卵や子宮、男性の場合では性機能障害や無精子症などが考えられるため、不妊症の疑いがある場合は何が原因になっているのか明確にする必要があります。
今回はなぜ不妊になるのか原因をご紹介していきます。

不妊になる原因は様々

子宮が原因

排卵された卵子は卵管で精子と出会い受精します。
受精卵が誕生すると、卵管を通り子宮内膜で着床します。
しかし、子宮に異常があると着床できなくなったり、胎児の発育に支障をきたしたりする可能性があります。
子宮因子が不妊症の原因になっている場合、以下の疾患の可能性があります。

  • 子宮筋腫
  • 子宮形態異常
  • 子宮内膜ポリープ

このほかにも子宮異常の原因は挙げられますが、異常の可能性がある場合は早めの診断をおすすめします。

卵管が原因

実は卵管よるものは女性側の原因の中では最も多いものです。
卵管は非常に繊細でダメージを受けやすく、機能低下や異常を起こしやすいためです。
異常が進むと、卵管内の幅が狭くなったり卵管が詰まったりします。
卵管がダメージを受けると卵子をうまく受け取れなくなったり、キャッチできたとしても卵管の中を子宮までうまく運べなくなったりします。
卵管異常の原因としては

  • 卵管炎
  • 子宮内膜症
  • 卵管留水腫

などが挙げられます。

排卵障害の恐れ

排卵障害は排卵させるまでの過程に異常がおきている状態になります。
排卵障害だと、卵子がうまく育たなかったり、排卵が困難になったりします。
生理不順が続いたりする場合は排卵障害の疑いも持ちましょう。

男性側にも原因はあるのか

性機能障害

精子を送り出す機能に異常があることです。
年齢とともに上昇する疾患であるEDを始め、腟内で射精ができない射精障害などがあります。
これらにより、排卵期にタイミングを取れずにいると妊娠が難しくなってしまいます。

無精子症

精液検査で精子が確認できない場合は無精子症の可能性があります。
一般男性の100人に1人、不妊男性の中では10人に1人の割合で見られることから、なる可能性が全くないとも言えないでしょう。
原因については様々で、原因がはっきりしないことも多いですが、原則として手術療法が唯一の治療法だとされています。

終わりに

以上、不妊になってしまう原因をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。