不妊治療の流れ完全ガイド! 治療開始から妊娠までのステップと実際の体験談 #不妊治療流れ #不妊治療 #流れ

不妊治療を検討し始めると、多くの方が「どこからスタートすれば良いのか」「治療の流れはどうなっているのか」という疑問を抱くことが多いです。不妊治療には、初診から治療開始までの流れが明確に定められており、それぞれの段階で異なる検査や処置が行われます。しかし、治療の進め方は人それぞれで、体質や不妊の原因に応じて選択される方法が異なります。まずは自分の体の状態を把握し、適切な治療を受けることが大切です。

不妊治療は心身ともに大きな負担がかかるため、パートナーや専門家との連携が重要です。治療に必要な費用や、助成金制度についても事前に確認しておくことで、経済的な負担を軽減しながら治療に集中できる環境を整えられます。治療には時間がかかる場合もあるため、長期的な視点で進めることが求められます。

本記事では、不妊治療を始める方が理解しやすいよう、治療のステップごとに詳細な解説を行います。また、実際に不妊治療を受けた方々の体験談を交えながら、治療に取り組む際のポイントや注意点についても紹介します。不妊治療に臨む皆様が、安心して前進できるよう、役立つ情報を提供することを目指します。

不妊治療・不妊鍼灸や不育症の改善ならアクア鍼灸治療院

アクア鍼灸治療院は、不妊治療専門の鍼灸院です。私たちは、わずか3ヶ月で妊娠に導くことを目指しており、東洋医学の知識と技術を駆使して、患者様一人ひとりに最適な治療をご提供しています。鍼灸治療を通じて、体のバランスを整え、自然な妊娠をサポートします。初めての方でも安心して受けられるよう、丁寧なカウンセリングを行い、リラックスできる環境を整えています。

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不妊治療の第一歩! 初診からスタート

初診で確認すること

不妊治療を始める際、最も重要なステップの一つが初診です。初診では、不妊の原因を特定するために、医師がさまざまな情報を確認し、今後の治療方針を決定します。初診に臨む前に、どのような情報が求められるかを把握しておくことで、スムーズに診察を進めることができるでしょう。

医師が確認するのは患者の基礎的な健康状態です。これには、月経周期の規則性や過去の病歴、既往症などが含まれます。女性の場合、月経の頻度や量、排卵のタイミングを記録した基礎体温表などが非常に参考になるため、事前に準備しておくと良いでしょう。また、パートナーの健康状態も治療に大きく影響するため、夫婦揃って診察を受けることが推奨されます。男性の場合は、精液検査が行われることが多く、精子の数や運動能力を確認します。

不妊の原因を特定するための詳細な検査の計画が立てられます。女性の場合、ホルモンバランスや卵巣機能、子宮や卵管の状態を調べるために、血液検査や超音波検査が行われることが一般的です。これにより、排卵の有無や、子宮内の異常の有無が確認されます。また、卵管の通過状況を調べる卵管造影検査や、必要に応じて腹腔鏡検査が提案されることもあります。

生活習慣やストレスの影響も不妊の要因となることがあるため、これらの要素についても確認が行われます。特に過度のストレスや不規則な生活は、妊娠に悪影響を及ぼす可能性があるため、医師が日常生活の改善点についてアドバイスを提供することがあります。食事や睡眠の質、運動習慣の見直しが提案されることも多く、これらの要素を考慮することで、より効果的な治療が可能になります。

初診では、患者自身の不安や疑問点についても遠慮なく質問することが大切です。不妊治療は長期にわたる場合があり、その過程での心の負担も軽減するためには、医師との信頼関係が重要です。初診時に、今後の治療スケジュールや費用面、治療のリスクなどをしっかりと確認しておくことで、安心して治療に臨むことができます。

パートナーとの相談

不妊治療を始めるにあたり、パートナーとの相談は非常に重要です。不妊治療は身体的な負担だけでなく、精神的・経済的な負担も伴う長期的なプロセスです。これを二人で支え合いながら進めていくためには、治療の方向性やお互いの気持ちをしっかりと共有し、共通の理解を持つことが求められます。

治療の目的やゴールについて話し合うことが大切です。どの段階まで治療を進めるのか、治療が長期化した場合の対応、さらには治療が成功しなかった場合にどうするかといった課題は、事前に明確にしておくことで後々のトラブルを防ぐことができます。特に、不妊治療には様々な選択肢があり、排卵誘発剤や人工授精、体外受精など、それぞれのステップで異なる治療法が提案されます。どの治療法を選ぶかは、パートナーと一緒に十分に理解した上で決めることが必要です。

また、治療費についても事前に相談しておくことが大切です。不妊治療は公的保険が適用されない治療が多く、自己負担が大きくなる場合があります。そのため、どのくらいの費用を見込んでいるのか、助成金の利用可能性なども含めて話し合っておくと、経済的な不安を軽減できます。また、治療が長引く可能性を考慮し、予算をどう確保するかも検討しておくとよいでしょう。

精神的な面でもパートナーのサポートは欠かせません。不妊治療の過程でストレスや不安を感じることは少なくありませんが、そういった時にお互いに心の支えとなることが重要です。特に、治療が進まない時期や、結果が出ない時には、感情的な衝突や孤独感を抱きやすくなるため、日々の会話の中でお互いの気持ちを確認し合うことが大切です。時には専門家によるカウンセリングを利用することも選択肢に入れると良いでしょう。

仕事や日常生活に関する調整も必要です。不妊治療は頻繁に通院が必要となるため、仕事のスケジュール調整や家事分担の見直しを行うことで、治療に専念できる環境を整えることが重要です。お互いが協力し合い、ストレスを軽減できるような生活環境を作ることが、長期的な治療成功につながります。

病院選びのポイント

不妊治療を始める際、病院選びは極めて重要なステップです。信頼できる医療機関を選ぶことは、治療の効果や患者の心理的な安定に大きな影響を与えます。適切な病院を選ぶためには、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。

病院の専門性を確認することが大切です。不妊治療には高度な専門知識と経験が必要であり、不妊治療を専門に行っている病院を選ぶことが、成功率を高める一つの要因となります。不妊治療の実績が豊富な病院や、最新の治療技術を提供している医療機関は、治療の選択肢も広く、患者にとって有利な環境を提供します。また、治療を担当する医師がどのような資格や経験を持っているかも、病院選びの重要なポイントです。実際に治療を受けた方々の口コミや体験談を参考にするのも有効です。

次に、治療にかかる費用についても慎重に検討する必要があります。不妊治療は長期にわたることが多く、治療内容によっては高額になる場合もあります。保険適用の有無や、自治体からの助成金の利用が可能かどうかを確認し、予算に応じた計画を立てることが求められます。また、費用については、病院ごとに異なるため、初診時に詳細な説明を受け、納得できる費用体系を提示してくれる病院を選ぶことが望ましいです。

病院のアクセスや通院のしやすさも重要なポイントです。不妊治療は、頻繁な通院が必要となるため、通いやすい場所にある病院を選ぶことで、通院の負担を軽減できます。自宅や職場からの距離、診療時間、予約の取りやすさなどを確認し、無理なく通える環境を整えることが大切です。特に仕事をしながら治療を受ける場合は、土日診療や夜間診療を行っている病院を選ぶことで、仕事と治療の両立がしやすくなります。

また、病院の雰囲気や医師との相性も見逃せない要素です。不妊治療は、身体的な負担だけでなく、心理的なストレスも伴います。そのため、医師や看護師が親身になって相談に乗ってくれるかどうか、患者に対する配慮が行き届いているかどうかは非常に重要です。安心して相談できる環境が整っている病院であれば、治療中の不安も軽減され、よりリラックスして治療に臨むことができます。

治療方針やサポート体制も確認しておくことが必要です。病院によっては、カウンセリングや心理的サポートを提供しているところもあります。不妊治療は長期にわたることが多いため、医療だけでなく心理的なサポートも含めたトータルケアが行われている病院は、治療の質を高める要素となります。

不妊検査の流れとその内容

主な不妊検査の種類

不妊治療を進めるためには、まず不妊の原因を特定するための検査を行う必要があります。不妊の原因は、女性側にも男性側にも存在するため、双方に対する検査が不可欠です。各検査は、身体の状態や機能を正確に把握し、治療方針を決定するための重要なステップです。ここでは、主な不妊検査の種類について解説します。

女性に対して行われる検査の中でも、最も基本的なものがホルモン検査です。ホルモンの分泌状態を調べることで、排卵の有無や卵巣機能の状態を確認します。月経周期に合わせて血液検査を行い、卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモン、プロゲステロンの値を測定します。この検査により、排卵が正常に行われているかどうか、卵巣の老化が進んでいないかを把握することが可能です。

次に、卵管の状態を確認するために行われるのが卵管造影検査です。卵管が詰まっていると、精子が卵子に到達できないため、妊娠が成立しにくくなります。卵管造影検査では、造影剤を使用して卵管の通過状況をX線で確認します。この検査は少々痛みを伴うことがあるため、事前に医師と十分な説明を受け、安心して検査を受けられる準備を整えておくことが大切です。

また、超音波検査も頻繁に行われる検査の一つです。超音波検査では、卵巣や子宮の形状や異常の有無を確認します。例えば、子宮内膜症や子宮筋腫といった不妊の原因となる疾患を発見することが可能です。また、卵胞の成長をモニタリングすることで、排卵のタイミングを把握することもできます。超音波検査は非侵襲的であり、痛みも伴わないため、安心して受けられる検査です。

男性に対して行われる主な検査には、精液検査があります。この検査では、精子の数や運動能力、形状などを調べ、精子に異常がないかを確認します。精液検査は比較的簡単に行えるため、初期段階での重要な検査として位置づけられています。精子の質に問題があった場合、生活習慣の改善や特定の治療を通じて改善が期待できることもあります。

必要に応じて行われる検査として、子宮鏡検査や腹腔鏡検査があります。これらの検査では、子宮内や骨盤内の詳細な状態を確認し、目視で異常を見つけることができます。特に、子宮内膜症や卵巣嚢腫といった不妊の原因となり得る疾患を発見するためには有効な検査方法です。

これらの検査は、すべて不妊治療のスタートラインであり、検査結果に基づいて適切な治療法が選択されます。検査を通じて自身の身体の状態を正確に把握することが、不妊治療の成功へとつながる第一歩です。

検査結果でわかること

不妊治療において、検査結果は治療方針を決定するための重要な情報です。さまざまな検査を行うことで、妊娠を阻害している要因や体の状態が明らかになります。ここでは、代表的な検査結果から分かることについて解説します。

ホルモン検査の結果では、女性の卵巣機能や排卵の状態が分かります。血液検査で測定されるホルモン値には、卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモン、プロゲステロンなどがあります。これらの数値が基準値内にあるかどうかを確認することで、排卵が正常に行われているか、または卵巣の機能低下が起きていないかが判断されます。例えば、卵胞刺激ホルモンの値が高い場合は、卵巣機能が低下している可能性があり、年齢とともに卵巣の老化が進んでいることを示すことがあります。

卵管造影検査では、卵管の通過状況が明らかになります。卵管が詰まっている、または狭窄している場合、精子が卵子に到達することが難しくなり、受精の機会が減少します。この結果に基づいて、卵管を開通させる治療や、体外受精などの代替治療が検討されることになります。卵管の状態は妊娠に直接影響するため、この検査結果は治療方針に大きな影響を与えます。

超音波検査の結果からは、子宮や卵巣の形状や異常が確認されます。例えば、子宮内膜症や子宮筋腫が見つかった場合、これらの疾患が妊娠を妨げている可能性が高くなります。また、卵胞の成長状況や排卵の有無も超音波で確認できるため、排卵誘発剤の効果をモニタリングする際にも重要な検査です。卵胞が正常に成長していない場合は、ホルモン療法や排卵誘発剤の使用が検討されます。

男性に対する精液検査では、精子の数や運動能力、形状の異常が確認されます。精子の運動率が低い場合や、精子の数が基準値より少ない場合は、精子の質を改善するための治療が行われることがあります。また、精子の形状に異常が多い場合は、受精の確率が低くなるため、人工授精や体外受精が選択されることがあります。精液検査の結果は、男性側の不妊原因を特定し、適切な治療法を決定するための重要な指標となります。

さらに、子宮鏡検査や腹腔鏡検査の結果では、子宮内のポリープや癒着、卵巣嚢腫といった不妊の原因となる病変が確認されることがあります。これらの異常が見つかった場合は、手術によって取り除くことが可能であり、その後の妊娠確率を高めることが期待できます。腹腔鏡検査は外科的処置が必要な場合に行われるため、患者への負担は大きくなりますが、確実な診断が可能です。

不妊検査のタイミングと費用

不妊検査を受けるタイミングと費用についての理解は、治療をスムーズに進めるために非常に重要です。不妊の原因を早期に特定することで、適切な治療法を選択しやすくなり、妊娠の可能性を高めることができます。適切なタイミングで検査を受けることは、治療の効率を最大化するための重要なステップです。

不妊検査のタイミングは、まず妊娠を希望しているカップルが1年以上の自然妊娠を試みても妊娠に至らない場合に行うことが推奨されています。35歳以上の女性では、半年程度で妊娠しなかった場合に早期の検査を受けることが勧められます。女性の年齢が上がるにつれ、妊娠の確率は低下するため、年齢に応じて適切なタイミングで検査を開始することが非常に重要です。早めに検査を受けることで、問題が発見された際に早期の対処が可能となり、治療の成功率が上がることが期待されます。

不妊検査の費用についても考慮が必要です。基本的な不妊検査は保険適用されることが多く、比較的低コストで受けられます。例えば、ホルモン検査や超音波検査などの基本的な検査は数千円から数万円程度で実施可能です。しかし、特定の検査や治療の一部は保険適用外となることがあり、これらは全額自己負担となります。卵管造影検査や精液検査などは比較的安価ですが、子宮鏡検査や腹腔鏡検査などの外科的処置が伴う検査は、数万円から高額になることがあります。

また、自治体によっては不妊治療に対する助成金制度が用意されていることがあり、この制度を活用することで経済的負担を軽減することが可能です。治療を始める前に、自分が住んでいる地域で利用できる助成金制度や補助金の情報を確認し、最大限に活用することが大切です。助成金を活用することで、自己負担額を減らしながら治療に取り組むことができるため、長期的な治療を計画する際の強力なサポートとなります。

検査のタイミングと費用についてしっかりと理解し、適切な準備を行うことで、不妊治療をスムーズに進めることができます。費用の計画を立てることは、経済的な不安を軽減し、精神的にも安定した状態で治療に臨むための重要な要素です。また、早期の検査と治療は、妊娠の可能性を高めるために不可欠な要素であり、年齢に応じた適切なタイミングでの検査が妊娠成功への第一歩となります。

治療法の選択肢! あなたに最適な治療法とは?

タイミング療法と排卵誘発法の流れ

不妊治療には様々な選択肢がありますが、その中でもタイミング療法と排卵誘発法は、比較的軽度な治療として知られています。どちらも自然に近い形で妊娠を目指す方法であり、特に不妊の原因が明確でない場合や、軽度の不妊症に適用されることが多い治療法です。ここでは、それぞれの治療の流れについて詳しく解説します。

タイミング療法について説明します。タイミング療法は、排卵のタイミングを正確に把握し、その時期に合わせて性交を行うことで妊娠の可能性を高める方法です。この治療は、排卵が正常に行われている場合に適しており、基礎体温や超音波検査を使って排卵日を予測します。医師は、患者の月経周期やホルモンの変化をモニタリングしながら、最適なタイミングを指導します。排卵日が近づくと、性交のタイミングを指示され、その期間に性交を行うことで受精の可能性を高めます。

タイミング療法は、自然に妊娠を目指すための最初のステップとして推奨されることが多く、身体的な負担も比較的少ないのが特徴です。ただし、3〜6ヶ月間試みても妊娠に至らない場合は、より高度な治療が検討されることになります。タイミング療法が効果的でない場合には、次のステップとして排卵誘発法が提案されることが多いです。

排卵誘発法は、排卵の問題がある場合に用いられる治療法です。この治療法では、ホルモン剤や薬を使って排卵を促進し、排卵の質や数を改善します。排卵のタイミングが不規則な女性や、無排卵の女性にとって有効な方法です。排卵誘発法には、内服薬や注射薬が使われます。内服薬は比較的軽度な副作用で済むことが多く、まずはこの治療法が試みられます。もし内服薬で効果が見られない場合、次に注射薬が使われます。注射薬はより強力な作用を持ち、卵巣を刺激して複数の卵子を排卵させることが期待されます。

排卵誘発法は、卵巣を刺激するため、排卵の有無や卵胞の成長を超音波や血液検査で細かくモニタリングします。医師はこれらの結果をもとに、最適なタイミングで排卵を促進し、タイミング療法と同様に性交のタイミングを指導します。排卵誘発法は、効果的であれば自然妊娠の可能性を高める手段ですが、複数の卵胞が排卵されることで双子や三つ子のリスクも高まるため、その点も考慮しながら治療を進める必要があります。

タイミング療法と排卵誘発法は、どちらも妊娠を目指すための有効な手段ですが、患者の身体の状態や不妊の原因によって最適な治療法は異なります。医師と十分な相談を行い、自分に最適な方法を選ぶことが重要です。どちらの治療も、適切なタイミングで行うことが成功の鍵となるため、医師の指導に従いながら治療を進めることが大切です。

人工授精(AIH)のステップ

人工授精(AIH:Artificial Insemination by Husband)は、自然妊娠が難しい場合に選択される不妊治療の一つで、排卵のタイミングに合わせて精子を子宮内に直接注入し、妊娠の可能性を高める方法です。AIHは、男性の精子の運動能力が低下している場合や、精子が子宮内に十分に到達できないといった状況で有効な治療法です。ここでは、人工授精の主なステップを説明します。

治療の準備段階として、女性の排卵時期を把握することが必要です。AIHは、排卵のタイミングに合わせて精子を注入するため、正確な排卵日を予測することが治療の成功に直結します。このため、女性は基礎体温を測定したり、超音波検査やホルモン検査を行ったりして、排卵の時期をモニタリングします。医師はこれらのデータをもとに、最適なタイミングで人工授精を実施できるようスケジュールを決定します。

次に、男性の精子を採取します。精子の採取は、排卵のタイミングに合わせて行われ、通常、病院やクリニック内で採取されます。採取された精子は、そのままではなく、まず洗浄や濃縮といった処理が施されます。これにより、精子の運動能力が向上し、質の高い精子が選別されて子宮内に注入されることになります。この処理によって、より多くの精子が卵子に到達しやすくなり、受精の可能性が高まります。

その後、精子を女性の子宮内に注入します。精子の注入は、非常にシンプルで痛みの少ないプロセスです。注射器を使って、処理済みの精子を子宮内に直接注入することで、自然な性交による妊娠よりも精子が卵子に届きやすい環境を作り出します。精子が直接子宮内に入るため、精子が子宮頚部を通過する際の障害を回避できるのがAIHの特徴です。注入後は、しばらく横になり安静にすることが推奨されますが、特別な処置や入院は必要ありません。

AIHの後は、通常2週間程度で妊娠判定を行います。この期間、女性は通常通りの生活を続けることができますが、医師の指導に従い、無理のない生活を心がけることが大切です。AIHの成功率は、年齢や健康状態、精子や卵子の質などによって異なりますが、治療が効果的でない場合は、複数回試みることが一般的です。通常、6回から7回程度行っても妊娠に至らない場合は、次のステップとして体外受精などの高度な治療法が検討されることが多いです。

人工授精は、比較的シンプルで身体的負担が少ない治療法であり、妊娠への第一歩として多くのカップルに利用されています。ただし、全てのケースで成功するわけではないため、治療に対する期待値や不安については、事前に医師としっかり話し合い、計画を立てておくことが重要です。

体外受精(IVF)と顕微授精(ICSI)の詳細な流れ

体外受精(IVF)と顕微授精(ICSI)は、自然妊娠が難しいカップルに対する高度な生殖医療の一つで、特に不妊治療において重要な役割を果たしています。これらの治療法は、精子と卵子が体外で受精し、受精卵が女性の子宮内に移植されることによって妊娠を目指すものです。ここでは、体外受精(IVF)と顕微授精(ICSI)の流れについて詳細に解説します。

まず、体外受精(IVF)について説明します。体外受精は、女性の体内から取り出した卵子と男性の精子を体外で受精させ、その後、受精した胚を女性の子宮内に戻す治療法です。最初に行われるのは卵巣刺激です。女性の体にホルモン剤を投与し、卵巣を刺激して複数の卵子を成熟させます。通常、自然な排卵では1つの卵子しか排卵されませんが、体外受精ではより多くの卵子を採取するために卵巣を刺激します。超音波検査や血液検査を行いながら、卵胞の成長を確認し、最適なタイミングで卵子を採取します。

次に、男性の精子を採取し、体外で精子と卵子を合わせて受精させます。この段階では、精子が自然に卵子に到達し、受精することが期待されます。受精が成功すると、数日間培養し、胚が成長するのを待ちます。この過程で、受精卵が順調に成長しているかどうかを確認します。通常、2日から5日ほど培養された後、成長が確認された胚が女性の子宮に戻されます。胚移植後、2週間程度で妊娠判定が行われます。

顕微授精(ICSI)は、体外受精と基本的な流れは同じですが、精子が卵子に自然に受精できない場合に用いられる高度な技術です。顕微授精では、精子を直接卵子に注入するというプロセスが追加されます。これは、精子の運動能力が低い場合や、精子が十分な数存在しない場合に特に有効です。顕微授精では、顕微鏡下で1つの精子を細い針で直接卵子の中に注入します。この方法により、受精率が大幅に高まります。

顕微授精のステップも、体外受精と同様に、まず卵巣刺激から始まり、卵子を採取します。その後、精子を顕微鏡で確認し、健康な精子を選んで卵子に注入します。受精後は体外受精と同様に、数日間胚を培養し、最も健康な胚を選んで子宮に戻します。

体外受精も顕微授精も、妊娠の可能性を高めるために用いられる方法ですが、いずれの方法も100%の成功を保証するものではありません。年齢や健康状態、精子や卵子の質など、様々な要因が結果に影響を与えます。治療は複数回行われることが多く、回数を重ねるごとに成功の確率が高まることもあります。

いずれの方法を選ぶにせよ、医師と十分に相談し、自身の身体に合った最適な治療法を選択することが大切です。また、治療中の精神的な負担も大きいため、パートナーや家族、医療チームのサポートを得ながら進めることが、成功への重要な要素となります。

まとめ

不妊治療は、長い道のりでありながら、希望を持ち続けることが大切です。様々な治療法が存在し、それぞれにメリットとリスクがありますが、どの治療が適しているかは個々の体の状態や状況によって異なります。治療に入る前に、正しい情報を収集し、医師と十分に相談して納得のいく選択をすることが重要です。また、治療を進める中で、体調や心の変化に対しても敏感に反応し、無理をせず自分のペースで進めることが大切です。

不妊治療は、時に心身への大きな負担となることもありますが、家族や医療チームからのサポートを受けながら、長期的な視点で向き合うことが求められます。妊娠の成功に向けて、焦らず、段階的に進めていくことが必要です。また、治療を進める過程で困難を感じたときには、カウンセリングなどの心理的サポートを活用することも一つの方法です。

治療を通じて得られる成果は、一人ひとり異なりますが、重要なのは適切なサポートを受け、希望を持ち続けることです。治療の選択肢をしっかり理解し、納得のいく方法で進めることで、前向きな一歩を踏み出すことができるでしょう。

不妊治療・不妊鍼灸や不育症の改善ならアクア鍼灸治療院

アクア鍼灸治療院は、不妊治療専門の鍼灸院です。私たちは、わずか3ヶ月で妊娠に導くことを目指しており、東洋医学の知識と技術を駆使して、患者様一人ひとりに最適な治療をご提供しています。鍼灸治療を通じて、体のバランスを整え、自然な妊娠をサポートします。初めての方でも安心して受けられるよう、丁寧なカウンセリングを行い、リラックスできる環境を整えています。

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よくある質問

Q.予約は必要ですか?
A.はい、要予約となります。平日の夕方や土日祝などは込み合いますので、お早目の予約をおすすめします。

Q.施術の時間はどのくらいですか?
A.約50分程度です。初診の方は問診があるので、約2時間程度を目安にしてください。

Q.クレジットカードは使えますか?
A.ご利用になれます。(VISA・mastercard・AMERICNEXPRESS・JCB)またPayPayなどもご使用になれます。

Q.「診察」とは、どんなことをするのですか?
A.いわゆる病院とは違い、採血や検尿をしたりはしません。舌診や脈診、腹診などを中心とした、文字通り「見る」という診察を通じて、患者様の心身状態を把握していくのが東洋医学の「診察」です。