不妊治療の方法って何があるの?

「30代に入ったし、そろそろ不妊治療について考えようかな。」
「不妊治療に効果的な方法が知りたい!」
そのようなことを考えている人はいませんか?
医療技術の発達により、不妊治療の方法も多様になり進歩しました。
そこで、今回は不妊治療の方法と鍼灸の有用性について解説します。

不妊治療を始める時期

夫婦生活を送っていると、自然に妊娠できると思う方も多いはずです。
しかし、時間が経っても妊娠できなければ不妊症も視野に入れる必要があります。
避妊せずに1年以上経った場合を目安に、不妊治療について考えましょう。
他にも排卵日を予測できない、晩婚で妊娠できるか分からないといった方も産婦人科への受診を検討しましょう。

不妊治療の方法

ここでは代表的な不妊治療方法について紹介します。

タイミング法

妊娠しやすい時期を判断し、自然妊娠を目指す方法です。
超音波検査や卵胞の大きさを測定することで排卵日を予測し、排卵日数日前に性交を行います。
繰り返し検査をすることで、より正確に排卵日を把握することが可能になるでしょう。
排卵の状態が良くない場合は、排卵誘発薬の服用や注射を通して排卵を促します。
こうした方法は排卵誘発法と言われます。

人工授精

人工授精というと、手術といった大がかりなものを想像しがちです。
しかし、実際はとても体に優しい方法です。
精子の中から状態が良いものを採取し、排卵が近い時期に子宮へ注入します。
この方法は男性側に原因がある時にも用いられます。

体外受精

体外受精とは、体の外で精子と卵子を受精させてから子宮内に戻す方法です。
不妊症や人工授精ができない場合に適用されることが多いです。
以前は困難な手段として扱われていましたが、今は一般的な方法の一つとして数えられています。
さらに、体外受精で産まれた赤ちゃんは世界で400万人を超えたとも言われています。
そして、その後成人しても自然に妊娠できることが記録されています。

あまりなじみがない方法

知名度こそ上の方法には敵わなくても、不妊治療に効果的な方法を紹介します。
鍼灸治療がその一つです。
鍼灸とは、鍼を使用して体を刺激し、自然治癒力を高めることで病気の改善や予防を図るものです。
現在は、鍼灸で不妊治療をしながら産婦人科に通う方もいます。
不妊治療を行うとき、鍼灸で見込めるメリットとして血行の促進、冷えの改善、自律神経の正常化、リラックス効果が挙げられます。
不妊治療に特化した鍼灸院もありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は不妊治療の方法と鍼灸の有用性について解説しました。
今は様々な治療法があるおかげで、出産のハードルも低くなっています。
しかし、医療技術には限界があります。
手遅れになる前に、不妊治療の疑いがあれば早めに受診しましょう。
その際、方法の一つとして鍼灸があることも忘れないでください。