ビタミンD足りていますか?

妊活を助けてくれるビタミンD

ビタミンDが高いと、妊娠率・出産率が上がることをご存知でしょうか?

妊娠とビタミンDの数値の関連性は高く、多くの不妊治療のクリニックで血液検査も実施されています。

実は、妊活中の女性の約8~9割の方が不足しているといわれています。

今回はビタミンDが妊娠に欠かせない理由や、ビタミンDを増やす方法をお話させていただきます。

ビタミンDってどんなビタミン?

ビタミンDは骨を強くする働きがあり、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
 
ビタミンDの主な働き
①腸内のカルシウムの吸収を促す
②血液に入ったカルシウムを骨に運ぶ
③免疫機能を調整
 
不妊治療においては、様々な研究データがでています。
  • ビタミンD濃度が子宮内膜の着床環境に関係する
  • 着床率や妊娠率に関係する
  • ビタミンD濃度が正常な女性は、不足している女性より体外受精の妊娠率が高い
  • ビタミンD不足は初期流産のリスクが上昇
  • 習慣性流産の女性はビタミンDの数値が低く、免疫異常のリスクも高い
  • AMHと相関関係があり、AMHが低い女性は血中のビタミンD濃度が低い傾向にある
  • PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方はビタミンDが低い方が多く、ビタミンDを補充することで排卵率が改善される
  • ビタミンD欠乏の男性の精子は、精子運動率や前進精子運動率、正常精子形態率  が低い

ビタミンDを増やすには?

ビタミンDは唯一、体の中で作ることができます。
その方法は日光に浴びる事です。
多くの女性は日中お仕事で外に出る機会が少なかったり、日焼け止め対策をバッチりされているのではないでしょうか。
最近では、化粧品にも日焼け止めが入っていたり、男性様も日焼け対策する時代です。
そのため体内のビタミンDの数値が低い女性が増えてしまっています。
 
体内のビタミンDを増やすには、やはり日光を浴びることが一番です。
しかし、紫外線によるお肌の影響も気になるところです。
なので日焼け止めをお顔だけにして、手や腕は塗らずに日光に浴びるようにしましょう。
日陰でも30分ほど過ごすことで効果はあるそうです。
1日10~20分は日に当たることを意識しましょう。
 
日に当たる時間が取れないという方は、食べ物から摂るようにしましょう。
 
ビタミンDが多く含まれる食材
・鮭
・サンマ
・カレイ
・マグロ
・きのこ類
・卵黄
 
日光・食べ物から必要量を摂るのが大変な場合は、サプリメントを飲むのもいいですね。
サプリメントと日光を合わせると摂りすぎにならないか心配される方もいらっしゃると思います。
しかし、日本人の食事からの平均摂取量は1日6.9μgといわれています。
目安摂取量は8.5μg、耐容上限は100㎍だといわれているので、余程のことがない限り摂りすぎにはならないでしょう。

最後に

ビタミンDは女性の健康にとっていいことだらけです。
妊娠・授乳期のお母さんの体にあるビタミンDが、お子さんの小児期や思春期の成長にも関係すると言われています。
もしかしたら足りていないかも…という方は、お魚料理を増やしたり、防寒対策をしっかりしてお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?
 

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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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