AMH検査の保険適用が拡大!
妊活初心者さんに知ってほしい!
2024年6月から『AMH検査』の保険適応が拡大し、一般不妊治療でも適応になりました。
体外授精に進まれている方だと一度は検査したことがあるかもしれません。
アクア鍼灸治療院でも初診カウンセリングで、
「AMH検査で数値が低かったのですが、早く体外受精に進んだ方がいいのですか?」
「卵巣年齢が40代と言われて妊娠率が低いかもって不安です。」というお話をよくお伺いします。
AMHについて誤解されている方も少なくありません。
今日はAMH検査についてお話させていただきます。
そもそもAMH検査って?
AMHとは発育過程の卵胞から分泌されるホルモンのことです。
女性は生まれながらに卵巣の中に原子卵胞という形で卵子を持っています。
赤ちゃんの頃は約200万個ありますが、思春期には30~50万個まで減り、その後毎月数百から数千個の卵子が失われていくと言われています。
毎月、月経が始まると原子卵胞が刺激されて発育し始めます。
その発育過程の卵胞が分泌しているホルモンがAMHです。
卵巣に残った卵子の数の推定ができる他、多嚢胞性卵巣症候群や早期卵巣不全などの症状を発見できることもあります。
この検査は卵巣年齢と言われることもあります。
「卵巣年齢が40代の数値です。」と言われてしまうと、妊娠が低いのかなと不安になりますよね。
しかし、あくまでもAMHは残りの卵子の数の目安です。質を示すものではありません。
排卵される卵子は年齢相応のもので、生活習慣を気を付けることで質を良くしていく事も可能です。
患者様の中にも、AMHがゼロに近くても妊娠された方はたくさんいらっしゃいます。
AMH検査はこれまで、体外授精・顕微授精のみが保険適用とされており、初診時などそれ以外で検査を行う場合【約8000円】と高額でした。
しかし、6月からタイミング法や人工受精など一般不妊治療にも保険適用になり、【1,790円】で受けることができるようになりました。
ただし、6カ月に1回までとなっています。
簡単な血液検査で受けられるので、まだの方は一度受けてみてもいいかもしれません。
AMH値の目安
卵巣年齢の基準値はこちらをご覧ください。
https://www.aqua-aqua.jp/case/000318/
〇AMHが中央値前後
年齢相応と考えられます。
〇AMHが高い(6以上)
多嚢胞性卵巣症候群の可能性があります。
不妊治療を始めてから知ったという方も多く、意外と身近にある疾患です。
月経不順や不妊症で悩まれている方は病院での不妊治療も取り入れながら妊活を進めていくほうがいいかもしれません。
〇AMHが低い(2以下)
卵子数が少ない可能性があり、病院で計画的な不妊治療が勧められます。
卵子が育ち、排卵できれば妊娠の可能性は十分にありますので、一つ一つの卵子を大切にしていきましょう。
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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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