普段の行動が不妊に関係しているかも?!

当院に来られる患者様でよく伺うお身体のお悩みは、不妊はもちろんですが

他にも【肩こり】・【頭痛】・【腰痛】・【便秘】・【冷え】などがあります。

そこで生活習慣など普段の行動をよく聞いてみると、お仕事でずっと座りっぱなしだったり

立ちっぱなしという長時間同じ姿勢でいることが多いと言われます。

東洋医学では長時間同じ行動をすると臓器に影響し、疲弊させてる原因になってしまいます。

その行動とは5つに分けられています。

 

①歩く

【久しく歩くと筋を傷る】といい、長く歩き過ぎると筋を損なうという意味で

『肝』を疲弊させてしまい筋肉の緊張を招きます。

『肝』は、血流量を調整し、関節や筋肉に栄養を送ってスムーズに動ける身体にする働き

があります。ここでは歩くだけでなく、編み物や読書など、何かを長時間行うとも解釈します。

何事も終わりまでやってしまやないと気が済まないという人は『肝』が弱り、筋が緊張・萎縮しやすくなっています。

子宮や卵管も筋肉でできていますので、硬くなると卵管が狭くなってしまったり生理痛を

強めてしまう原因になってしまいます。

 

②見る

【久しく視ると血を傷る】といい、長く物を視過ぎると血を損なうという意味で

『心』を疲弊させてしまい 血流不足を招きます。

『心』は、血流を全身に運び、栄養を供給する働きがあります。

長時間視続けることで『肝』より送られてくる血を使い過ぎ、血の不足を起こしてしまいます。

『心』が弱ることで血液循環が悪くなり、むくみや冷えの原因にもなります。

 

③座る

【久しく坐すと肉を傷る】 といい、長く座り過ぎると肉を損なうという意味で

『脾』を疲弊させてしまい肥満筋力低下を招きます。

『脾』は消化吸収、栄養やエネルギーを全身に送る働きさらに脾には臓器を持ち上げて維持する力、胎児を子宮内にとどめておく働きがあります。

 

④寝る

【久しく臥すると気を傷る】といい、 長く寝過ぎると気を損なうという意味で

『肺』を疲弊させてしまいエネルギー低下を招きます。

『肺』は呼吸によってエネルギーである「気」を身体に巡らせる働きがあります。

運動すれば気が良く巡る一方、寝てばかりだと気の巡りが悪くなり様々な不調を起こします。

 

⑤立つ

【久しく立つと骨を傷る】といい、長く立ち過ぎると骨を損なうという意味で

を疲弊させてしまい骨に負担を掛け腰痛などを招きます。

『腎』は泌尿器系への働きの他、骨にも関係しており身体の発育・老化や生殖器にも関わっており、妊活にとても重要になります。

 

バランスが大事!

お仕事でどうしても同じ姿勢や動きになってしまっているのは、仕方のないことですが

偏ってしまうと、1つだけが消耗してしまい体の不調に繋がってしまいます。

普段なんとなく、疲れてるなと感じるのも普段の行動が原因かもしれません。

立ち仕事が多い方は、お休みに日にはゆっくりとお体を休めてあげたり

リラックスできるような場所にお出かけするのが良いですね。

デスクワークで目や座っていることが多い方は、スマホをあまり見なくていいような

自然の多い場所に出かけて体を動かしてあげるといいでしょう。

というように、何事もバランスが大切です。

普段の生活を振り返り、東洋医学をとりいれるのも妊娠への鍵になると思います。

 

 

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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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