不妊治療のメリットとデメリット
不妊治療が保険適用になり、専門のクリニックに行った方がいいのかなと、悩まれるカップルの方は多いと思います。
排卵誘発剤
排卵誘発剤は簡単にいうと、卵胞の成長を促進させ排卵させる薬です。
その中で1番使われている「クロミッド」ですが、メリットとデメリットがあります。
・メリット
卵胞の成長が促進されるため、生理不順や排卵障害のある場合、排卵成功率が上がります。また、ホルモン剤の多くは吐き気やめまい、胃痛など不調を起こす副作用が多いですが、クロミッドはこの副作用が少ないのが特徴です。
・デメリット
抗エストロゲン作用があり、女性ホルモンが低下したと脳が認識してしまいます。
これにより・・・・
・子宮内膜が薄くなる
・頚管粘液の分泌抑制
・卵巣機能の低下
・無排卵
などが起こる可能性があります。
人工授精
人工授精とは、排卵時期に合わせて、洗浄濃縮した精子を子宮内に注入する治療法です。
メリット
自然妊娠とほとんど変わらない方法で受精させることが出来ます。
また男性側の精子に問題(精子減少症や精子無気力症)がある場合、濃縮洗浄や距離の短縮ができ精子が卵子まで行き着くサポートをしてくれます。
デメリット
精子を洗浄濃縮するために、遠心分離をします。
しかしそうすることで、精子に負荷がかかったり、精子のDNAが断片化してしまうことがあり精子にダメージを与えてしまいます。なので、人工授精の成功率は1周期あたり約5~10%といわれており、決して高くはないのが現状です。
体外受精・顕微授精・胚移植
【体外受精】とは、卵子と精子をとりだし(採卵・採精)、体外で人工的に受精させて(体外受精・顕微授精)、着床しやすい時期に子宮に戻す(胚移植)治療法です。
メリット
妊娠に至るまでのステップとして
①精子が子宮に入る。
②卵子が排卵される。
③排卵した卵子が卵管采でキャッチされる。
④精子と卵子が受精する
⑤着床出来るまでに受精卵が成長する
⑥着床する
という道のりがあります。体外受精ではこの①~⑤までをショートカットすることが出来ます。
デメリット
体外受精に進むとなると、やはり気になるのは金額です。
保険適用になったとはいえ、すべてを合わせると約20万以上かかってしまいます。
また女性は自己注射や採卵、通院が増え「こんなにしんどいのに・・・」「妊娠する保証がない・・」など身体的・精神的に負担がかかります。
そういった負担がストレスになり、血流や冷えを招き体の不調に繋がってしまいます。
最後に
不妊治療は妊娠するものではなく、効率を上げてくれる治療です。
【妊活=不妊治療】ではありません。
まずはお互いの健康を見つめ直すのも妊活の1つです。
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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
大阪市天王寺区石ヶ辻町7-2
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診療日時
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