甲状腺ホルモンは妊活にとても重要!!

妊活と甲状腺ホルモンの関係性を皆様はご存じですか??

甲状腺ホルモンは妊娠にとても関係が深く、低すぎても高すぎても妊娠の妨げになります。

ですので、不妊治療の血液検査の一つで甲状腺のホルモン値を調べていることがほとんどです。

今回は甲状腺ホルモンがどのように妊活に関わるかをご説明していきます。

甲状腺機能異常が起きるとどうなる?

甲状腺機能の異常は、不妊や流産のリスクを高めることが知られています。主な異常には、甲状腺機能低下症(低甲状腺症)と甲状腺機能亢進症(バセドウ病)が含まれます。

・甲状腺機能低下症(橋本病)

  • 症状: 疲労感、体重増加、寒気、便秘、抑うつ、乾燥肌など。
  • 妊活への影響: 甲状腺機能低下症は排卵障害を引き起こし、不妊の原因となることがあります。また、妊娠中の甲状腺機能低下症は流産や早産、胎児の発育障害のリスクを増加させる可能性があります。
  • 治療: 甲状腺ホルモン補充療法(レボチロキシンなど)を行い、甲状腺ホルモンレベルを正常範囲内に保つことが重要です。

・甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

  • 症状: 動悸、体重減少、発汗過多、不安感、手の震え、下痢など。
  • 妊活への影響: 甲状腺機能亢進症は、月経不順や排卵障害を引き起こし、不妊の原因となることがあります。また、妊娠中の甲状腺機能亢進症は流産や胎児の発育障害、早産のリスクを増加させる可能性があります。
  • 治療: 抗甲状腺薬(メチマゾールやプロピルチオウラシルなど)を使用して甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑制します。治療中の妊娠計画については医師とよく相談する必要があります。

甲状腺機能の管理

妊活中の甲状腺機能を適切に管理するためには、以下の点に注意することが重要です。

  • 定期的な検査: 定期的に甲状腺機能をチェックし、異常があれば早期に治療を開始します。
  • 治療の継続: 甲状腺ホルモンの補充療法や抗甲状腺薬の使用を継続し、医師の指示に従って治療を行います。
  • 生活習慣の改善: バランスの取れた食事、適度な運動、十分な休息を取り、ストレスを溜めないように健康管理することが重要です。
  • 医師との相談: 妊活中や妊娠中の甲状腺機能管理については、専門の医師とよく相談し、適切なアドバイスを受けることが大切です。

まとめ

甲状腺ホルモンは排卵障害に繋がったり、早産や流産の可能性があったりと妊活にとってとても重要になってくるホルモンです。

薬で正常値にまで戻すことも可能な時代です。しっかりと治療をしていきながら、日常生活の見直し健康維持していくことが甲状腺ホルモンを安定していくことでしょう。

今一度、食生活や生活習慣を見直して見ましょう。

 

■■□―――――――――――――――――□■■
不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
大阪市天王寺区石ヶ辻町7-2
(電話)06-6774-5218
診療日時
10:00~20:00/月~金(受付終了20時)
10:00~17:00/土日祝(受付終了17時)
不定休/定休日
(公共のアクセス)
近鉄上本町駅より徒歩3分
JR環状線鶴橋駅より徒歩7分
大阪メトロ谷町線谷町九丁目駅より徒歩10分
大阪メトロ千日前線鶴橋駅より徒歩7分
■■□―――――――――――――――――□■■