着床しやすい環境を作る菌がいる!?

子宮内にも善玉菌がいること知ってましたか?

実は、子宮も腸内環境と同じく善玉菌・悪玉菌・日和見菌が存在しています。

その細菌の集まりを子宮内フローラと言い、不妊治療の業界ではどの菌が多いのか調べる子宮内フローラ検査を行うことが増えています。

善玉菌であるラクトバチルス属が多く存在すると、赤ちゃんにとって居心地のいい環境になり、着床率・出産率がグンと高くなると言われています。

逆に悪玉菌が多いと炎症が起きたり、自己免疫機能が過剰になり正常な細胞まで傷つけてしまうことがあります。

ある研究では、ラクトバチルス属が90%未満の方の妊娠率が30%代だったことに対し、90%以上を占める方は70%を越えるという結果が報告されています。

 

便秘が妊娠の妨げになる!?

子宮内に悪玉菌が多い方のサインの一つに便秘が挙げられます。

子宮は腸と隣り合わせの位置にあり、腸内環境が悪く便秘がちだと子宮内にも悪玉菌が多くなってしまいます。

他にも、生活習慣や食生活が乱れがちな方、睡眠の質が悪い方、ストレスが多い方は悪玉菌が多くなる傾向にあります。

食生活の見直しポイントとして、以下のものを頻繁に食べていないかチェックしてみましょう。

  • 揚げ物
  • 小麦粉類
  • お肉中心の食事
  • 添加物の多い食事
  • お菓子

これらは腸内の悪玉菌が増える原因になってしまいます。なるべく控えましょう。

また、毎日続けやすいこととして、朝食を和食にすることがおすすめです。

パンやフルーツグラノーラなどはお手軽ですが、消化に悪い「グルテン」や添加物が多く含まれています。

お味噌汁、納豆など発酵食品は乳酸菌や栄養が豊富なので、積極的に摂るようにしてみてくださいね。

睡眠の質が悪い方はこちらの記事もご覧ください(^-^)/

良質な睡眠で妊娠力を上げよう

 

子宮内フローラを調べる検査

自分の子宮内フローラはどうか、気になる方もいらっしゃるかと思います。

『EMMA検査』で子宮内にラクトバチルス属がどれぐらいいるのか調べることができます。

・体外受精で2回以上着床しなかった場合

・流産を繰り返してしまう場合

・着床しやすいように子宮内環境を整えておきたい

これらに当てはまる方に勧められることがあります。

しかし、この検査は先進医療にあたり、負担が大きいです。

そのため検査をする前にご自身で体を整える、またはラクトフェリン配合のサプリメントを摂るという方も増えています。

まずはご自身で便秘のない体を目指してみてもいいかもしれません。

 

最後に

現在ラクトフェリンのサプリや膣剤を処方されている方も、体質を改善することは非常に大切になります。

色々試したけど改善されないという方は鍼灸治療を取り入れてみてもいいかもしれません。

腸内環境や子宮内環境が整うと、基礎代謝が上がり、体の調子も良くなります。

赤ちゃんを迎え入れる準備をしていきましょう!

 

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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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