細胞の糖化を防いで妊娠率を高めよう!

妊活の妨げになる“糖化”

不妊症になってしまう原因の一つとして、細胞の糖化が問題視されています。

糖化とは、たんぱく質が糖質と結びついて変性し、老化促進物質であるAGEを作り出してしまうことです。

AGEは体のコゲとも言われ、蓄積すると老化や卵子の質の低下を招いてしまいます。

また、糖質は卵巣や子宮の血流低下にも繋がるため、不妊治療の妨げになることが考えられます。

甘いものを控えよう

糖化を引き起こす原因は体の余分な『糖』です。

糖分を摂りすぎないここと、血糖値、すなわち血中を流れる糖分の値を上げ過ぎないことを心掛けましょう。

妊活を始めてから甘いものを控えているという方もいらっしゃいますが、多くの方は我慢ができずに食べてしまうこともあると思います。

なるべく記念日やご褒美、お友達と会うときだけなど、限定してもいいかもしれませんね。

また、甘いものが無性に食べたいときは、ストレスもしくは栄養不足が関係しています。

栄養のあるものを間食してみてはいかがでしょうか。

<間食にオススメの食材>

・アーモンド
・くるみ
・高カカオチョコレート
・プロセスチーズ
・ゆで卵
・スルメ
・干し芋
・ぶどう
・ブルーベリー
・りんご
・キウイ

食べる順番は妊活にも大切

糖化の予防には食べる順番も大切です。
血糖値が急上昇してしまうと、体の中に余分な糖が増え、それがタンパク質と結びついて糖化を促進してしまいます。
野菜→汁物→たんぱく質→糖質の順に食べるようにしましょう。
血糖値の上昇を穏やかにする低GI値の食品も上手く取り入れましょう。

 低GI値中GI値高GI値
主食

玄米

全粒粉パン

春雨

蕎麦

パスタ

中華麺

そうめん

白米

もち

うどん

野菜

果物

葉物野菜

レンコン、大根

たまねぎ

ブロッコリー

さつまいも

さといも

かぼちゃ

じゃがいも

にんじん

とうもろこし

乳製品

お菓子

ナッツ類

牛乳・ヨーグルト

寒天ゼリー

プリン

アイスクリーム

ポテトチップス

チョコレート

大福

クッキー

ショートケーキ

実は調理方法でも変わる!?

糖化の原因は糖の摂りすぎだけではありません。
実は、高温調理でも食べ物の糖化物質が増えてしまいます。
焼く・揚げるなど油を使用すると、どうしても高温になってしまうため注意が必要です。

生 < 蒸す < 煮る < 焼く < 揚げる の順に糖化物質が増えていきます。

カロリーを抑える効果もあるので、妊活中は迷ったら蒸すか煮るのがおすすめです。

 

最後に

採卵を控えている方、卵子の質でお悩みの方は糖分を摂りすぎていないか、もう一度見直しをしてみましょう。

かといって、糖分を過剰に制限してしまうことも、エネルギー不足になってしまい良くありません。

我慢しているとストレスが溜まって、余計に食べたくなってしまうこともありますよね。

間食や食べる順番、調理方法などを工夫して、上手に妊活をしていきましょう。

他にも、ブログにて卵の質を上げる方法を記載しております。こちらも合わせてご覧ください。

受精卵の分割が止まってしまうのはどうして?

 

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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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