秋が深まると徐々に風邪が流行してきます。
妊活中は将来の赤ちゃんへの影響を考えると、できる限り風邪を引きたくないですよね。
妊娠の可能性があると飲める風邪薬も限られてきます。
万が一、胚移植前に体調を崩してしまった場合は延期になることもあります。
風邪を引いてからの対処よりも予防が大切です。
風邪にかかりやすい人とかかりにくい人がいる?
同じ環境にいても風邪にかかる人とかからない人がいます。
この違いはやはり「免疫力」の差です。
東洋医学では『衛気の充実度』の違いだと考えられています。
衛気とは体の表面を流れるバリアのようなエネルギーです。
衛気が少ないと、風邪を引きやすい、花粉症などのアレルギー症状がでる、季節の変わり目や寒暖差などの影響を受けて体調を崩しやすくなるなど、外からの刺激から身を守る力が弱くなります。
どちらの考え方でも体の”防御力”が高いほどかかりにくいといえます。
免疫力を高める方法
1.のどを潤して乾燥を防ぐ
のどが乾燥すると、ウイルスが粘膜に着きやすくなります。
こまめに水分を摂ったり、加湿器を利用して乾燥を防ぎましょう。
加湿器がない場合は濡れたタオルを室内に干すといいですよ。
2.手洗い・うがい・マスク
ウイルスや菌は飛沫や接触によって感染します。
手洗い・うがい・マスクは風邪対策の基本であり、一番効果的です。
これからの季節は特に意識して行いましょう。
3.疲れを溜め込まない
疲れは免疫機能を低下させてしまいます。
妊活・仕事・家事と気付かないうちに疲れを溜めてしまっている方も多いです。
単なる疲れと思わず、睡眠と栄養をしっかりとるように心掛けましょう。
4.食事で免疫力を上げる
免疫力を上げるために毎日の食事も大切です。
免疫細胞の70%は腸にあると言われています。
腸内環境を整えるために、お味噌汁や納豆などの発酵食品と、根菜・海藻・ねばねば食材などを積極的に摂りましょう。
ヨーグルトは体を冷やしてしまうため、食べ過ぎに注意しましょう。
他、カボチャ・トマト・ほうれん草など色の濃い野菜や、果物はビタミンが豊富に含まれています。
生野菜なら両手のひらにいっぱい分食べることが望ましいと言われています。
味噌汁や鍋物だと一度にたくさん摂れるのでおすすめです。
東洋医学では、辛いものが肺や呼吸器を元気にするといわれています。
体のバリア機能である衛気を強くしてくれる効果もあります。
・ねぎ
・生姜
・にんにく
・玉ねぎ
・紫蘇
・唐辛子
・こしょう
風邪を引いてしまったときにも、体温を上げて発汗を促してくれるのでおすすめです。
4.首を温める
首の後ろに風邪の門とされているツボがあります。
鍼灸治療でも、風邪の対処に用いられます。
風邪が入ってこないようにマフラーやタオルを巻いて防寒しましょう。
自宅で簡単にできる風邪予防として、首にドライヤーの温風を当てるのもいいですよ。
髪を乾かすついでに、2~3分当てて温めるとお灸と同様の効果が得られるため、鍼灸師も日常的にしています。
最後に
タイミングを取った後や移植後で妊娠の可能性がある方、人工授精・体外受精を控えている方も、治療に悔いがないように改めてご家族で免疫力を高める生活習慣を心掛けてみてくださいね。
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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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