排卵障害と糖質の関係

月経不順や排卵障害など、卵が育たないことでお悩みではありませんか?

妊活を始めてから、たくさん卵が育ってしまってうまく排卵ができないPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)という体質だとわかる方も多くいらっしゃいます。

PCOSや何かが原因で排卵障害になっている場合、食生活の工夫と適度な運動がとても効果的です。

どうして運動が効果的なの?

排卵障害やPCOSはインシュリン抵抗性が深く関係していると言われています。

食後は血糖値が上がりますが、それを下げるホルモンがインシュリンです。

抵抗性がある方はこのインシュリンの効きが悪く、血糖値を下げるためにたくさん分泌されてしまいます。

甘い物をよく食べる方も血糖値が急上昇することが多くなるため注意が必要です。

インシュリンの分泌が増えると、ホルモンバランスの乱れを招いたり、男性ホルモンの産生が増えてしまい、排卵障害を引き起こしてしまうことに繋がります。

適度な運動によって筋肉量が増えると、血中の糖がどんどん細胞の中に取り込まれるようになり、血糖値が下がりやすくなります。

その結果、インシュリンの効きが良くなり、分泌量を減らすことができるのです。

運動というと、取り入れるのは難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

妊活に適した運動は”軽い運動”です。

〇ウォーキング
〇ガーデニング
〇ヨガ
〇宅トレ
〇掃除
〇階段の上り下り など

運動習慣のない方は日常生活の中で動く時間を増やしましょう。

ウォーキングの場合、1回20~30分程度が理想的です。

ただし、激しい運動は逆効果になります。

負荷の強い筋トレや長時間のランニングなどをされている方もいらっしゃると思いますが、激しい運動は、体への酸化ストレスが大きくなって不妊の原因になることがあるので控えた方がいいでしょう。

↓詳しくは下の記事をご覧ください。

酸化ストレスって?妊活に影響があるって本当?

運動以外にできることはある?

甘い物をよく食べる方は食べるタイミングを工夫してみましょう。

おやつや夜遅い時間に血糖値を急上昇させてしまうのはホルモンバランスの乱れに繋がりやすく、注意が必要です。

食べるときはぜひ食後に食べてくださいね。

他に、食べる順番も重要です。

野菜やスープを先に食べることで血糖値の急上昇を抑えることができます。

野菜やスープ→肉魚などのタンパク質→炭水化物の順に食べるようにしましょう。

 

最後に

排卵障害やPCOSでお悩みの方以外にも、採卵で良い結果がでないとお悩みの方もインシュリンを出しすぎないように工夫してみるといいかもしれません。

取り入れやすいことから始めてみてくださいね。

 

■■□―――――――――――――――――□■■
不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
大阪市天王寺区石ヶ辻町7-2
(電話)06-6774-5218
診療日時
10:00~20:00/月~金(受付終了20時)
10:00~17:00/土日祝(受付終了17時)
不定休/定休日
(公共のアクセス)
近鉄上本町駅より徒歩3分
JR環状線鶴橋駅より徒歩7分
大阪メトロ谷町線谷町九丁目駅より徒歩10分
大阪メトロ千日前線鶴橋駅より徒歩7分
■■□―――――――――――――――――□■■