気圧の変化はホルモンバランスの乱れに繋がる!?妊活中に出来るセルフケア
天気が悪いときに体調が悪くなることはありませんか?
天気・気圧の変化によって起きる『低気圧頭痛』を抱えている方は多いです。
頭痛だけではなく、頭が重く感じる方やめまいがする方もいらっしゃいますね。
一見、不妊治療とは関係がないと思われる低気圧頭痛ですが、実は関係性があります。
今日は低気圧頭痛と妊活について、そして対策法をお話させていただきます。
そもそも低気圧頭痛はなぜ起きるの?
低気圧頭痛は体の水分バランスが乱れて体に余分な水分を溜めてしまうことが原因として考えられます。
水分が多いと、血管が拡張して炎症を起こしてしまいます。
その結果、頭痛や肩こりの悪化、自律神経の乱れを引き起こします。
自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れに繋がります。
不妊治療をされている方にとっては困ったお話ですね。
余分な水分が溜まると体が冷えやすくなるため、むくみと冷えはセットで悩んでおられる方が多いです。
東洋医学的にみて
東洋医学的にみると、水分代謝は「肺」 「脾」 「腎」の3つが関わっています。
食べ物からの栄養は胃と小腸で吸収されますが、脾はそのお手伝いをしています。
そして、脾が食べ物から得た水分を全身に、余分な水分を肺・腎に配ります。
肺は配られた一部の水分を全身に送ります。また、発汗を調整していて、汗として排出します。
腎は全身の水分量をコントロールしていて、必要な水分を貯めて、いらない水分を尿として体の外に出します。
このように連携して水分代謝を行ってます。
また、この3つは体を動かすエネルギーである「気」や栄養・酸素が入った「血」を補い、必要な場所に届ける役割もあります。
妊娠にはこの3つがしっかりと働いていることが重要になります。
体質チェック
●普段から呼吸が浅い
●風邪をひきやすい
●鼻水・鼻づまりよくがよく起きる
●花粉症やアレルギーがある
これらに当てはまる方は「肺」の力が弱っている可能性があります。
肺は呼吸から元気のもとを作り出すことと、全身に気・血・水を配る役割をしています。
免疫にも関わっているため肺の働きが弱くなると風邪をひきやすくなります。
歩いているとき、お仕事の合間など深呼吸を意識して肺を元気にしましょう。
休みの日に自然を感じながらお散歩ができると尚いいですね。
食養生では白色の食べ物が肺を栄養してくれると言われています。
ただし、小麦粉や乳製品、大根や豆腐など冷えを招くものが多いので食べ過ぎないように気を付けてくださいね!
●体が重だるい
●疲れやすい
●あまり食欲がない
●よく下痢をする
これらに当てはまる方は「脾」の力が弱っている可能性があります。
脾は食べ物から気・血を作り、全身に届けています。
食べ過ぎは脾の働きを悪くしてしまい、エネルギーにうまく変換できず、疲れがなかなか取れないといったことに繋がります。
特に甘いもの・脂っこいもの・冷たいものは控えめにしましょう。
食養生では豆・芋・鶏肉・黄色い食べ物がおすすめです。
●体が冷える
●耳鳴りがある
●夜に何度もトイレに起きる
●腰痛または腰がだるい
上記の症状がある方は「腎」が弱っている可能性があります。
腎は生殖機能に関係があり、妊活においては腎の力が重要になります。
腎が弱ると、女性ではホルモン分泌の減少や卵子が育ちづらくなるなどの症状が現れます。
男性では精力減退や精子の質に影響を及ぼします。
腎の機能を高めるためにまずは体を冷やさないことが大切です。
東洋医学では、冬にトイレが近くなるのは、冷えによって腎の力が弱くなることが関係しているといわれています。
特に足元には、腎のツボがたくさんありますので足首からしっかりと温めるように意識しましょう。
最後に
気象痛はあって当たり前ではありません。
日常生活を少し工夫するだけで天気に負けない体づくりは可能です。
妊活にも繋がりますので、できることから始めてみてください(^-^)
そして、天気が悪くなる前は
・しっかりと睡眠をとる
・お風呂にゆっくり浸かる
・軽い運動をする
この3つで自律神経を整えて、無理なく過ごしてくださいね。
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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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