不妊の原因!?高プロラクチン血症とは

不妊治療をしていく中で【プロラクチン】が高いと言われたことはありませんか?

プロラクチンとは出産後、脳下垂体から母乳を作るために分泌されるホルモンです。
しかしながら『薬による副作用』『脳下垂体の腫瘍』、『肉体的、精神的ストレス』などが原因で、出産や授乳をしていないのにプロラクチンの数値が高い状態を【高プロラクチン血症】といいます。この状態になってしまうと、排卵が障害されたり、無月経や稀発月経が起こり、不妊へと繋がってしまいます。

 

東洋医学的な原因

東洋医学では、乳房は「肝」と非常に関係があります。特に乳頭は肝の通り道です。肝の通り道が、古い血液や汚れた水で塞がれた状態が、高プロラクチン血症です。肝の通り道が塞がれる原因は大きく以下の3つになります。

 

≪肝経鬱熱タイプ≫

ストレスで肝の気巡りが悪くなり、身体に熱がこもってしまうタイプの方です。
月経周期が不安定・乳房から乳汁があふれ出すことが症状としてあります。

≪肝腎不足タイプ≫

月経周期が長く周期が読めないのが特徴です。血を貯めておく肝と、※血を作る腎が、過労、生活の不摂生、慢性的な体調不良により減少すると流れが悪くなりこのタイプになります。めまい耳鳴りがする・足腰がだるいなどを伴う事もあります。

※腎が蔵する精(せい)が血に変化することによっても、血は作られます。精は、生きるために必要なエネルギー(気)や栄養(血)の基本物質です。

≪脾虚痰阻タイプ≫

胃腸での水分代謝がうまくいがず、汚れた水が溜まり、「肝」の通り道を塞いでしまうことで起きてしまうタイプになります。月経周期が比較的長く、それ以外に胃腸が弱い・便が緩いなどを伴っていることもあります。

 

殆どの方は、二つ以上の要因が関係しています。 やはり、直接的な原因はストレスです!!
また、肝に「血」が少ないとストレスに弱くなります。ちょっとしたことで負担に感じたり、気持ちは大丈夫と思っていても身体に出てしまうようでしたら、体質的にストレスに弱い可能性があります。胃腸が弱いタイプの方は、基礎体力も低下気味ですので、やはりストレスに強いとはいえません。

 

鍼灸治療は、ストレスからくる高プロラクチン血症の方の体質改善におすすめです。

『薬による副作用』『脳下垂体の腫瘍』といったはっきりした原因があるのであればいいのですが、『肉体的、精神的ストレス』と言われるとホルモン剤を飲む以外にどうすれば分からない・・・。となりますよね。ストレスといっても、精神的なものだけではありません。環境、天候、仕事、生活リズムの乱れなどもストレスになってしまいます。

鍼灸治療では、いまお身体のなかでどういったことが起こっているのかを東洋医学的観点から原因をみていき、お一人お一人に最適なツボを選んでいきます。そして本来のバランスを整えストレスに強い身体づくりをします。そうすることで、妊娠しやすい身体に導いていきます。

お悩みの方は是非一度、アクア鍼灸治療院にご相談ください。

 

 

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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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