空胞の原因とは?
「採卵したけど空胞でした」と言われた方は少なくありません。
採卵とは、卵胞の中にある卵子を吸引して取り出します。
その時に卵子が卵胞の壁にくっついていて、上手く取れなかった場合に
「空胞でした」と言われます。なので、卵子がなかったということではありません!!!
ではなぜ、こういったことが起こるのでしょうか?
空胞の原因3つ
1、年齢によるもの
年齢が上がるにつれて、卵子の成長が遅くなるといわれています。
なので、卵胞が大きくなっていたとしても卵子が未熟で卵胞の壁から剝がれていないことが
考えられます。
2、遺産卵胞
通常排卵されなかった卵胞は8~9日後に自然と消滅します。
しかし空胞になる場合には、自然に消滅せずに残ってしまいます。
3、黄体形成ホルモン(LH)の感受性が十分でない
黄体形成ホルモン(LH)の分泌が十分でなかったり、注射をしてLHの分泌が十分な場合でも
上手く作用しなければ空胞になる可能性はあります。
卵子の質を上げよう!
空胞を防ぐためには、卵子の質を上げることが大切になります。
よい卵子をつくるためには、生活習慣や食生活の改善が必要となります。
睡眠の改善
睡眠中は細胞を修復し、卵子の老化を防ぐホルモンが分泌されます。
特に入眠直後90分の深い睡眠がポイントになります。
よく22時~26時が睡眠のゴールデンタイムだといわれますが、時間帯ではなく
いかに深い睡眠をとれるかが大切です。
食生活の見直し
卵胞は自分の細胞ですので、卵胞の質は食事が大きく関わってきます。
なるべく体を酸化させないように、フレッシュな油を使ったり
抗酸化作用のある食べ物を選びましょう!
・ビタミンC
パプリカ、パセリ、ブロッコリー、キウイ、いちご、柑橘類など
・ビタミンE
ゴマ、アーモンド、ピーナッツなど
・ポリフェノール類
プルーン、ブルーベリー、りんごなど
・ミネラル類
わかめ、海苔、昆布など
がおすすめです。サプリで摂るのもいいですが、日々の食事にも取り入れてみてくださいね(*^-^*)
軽い運動を始めよう!
運動不足になると血流が滞り、汗もかかないので老廃物が溜まりやすくなります。
また下半身の血流が悪くなると、骨盤内が冷え卵子の老化にも繋がってしまいます。
ウオーキングやヨガなどの有酸素運動を取り入れ、夏場でも極端な薄着はやめて
なるべく冷やさないように心掛けましょう!
さいごに
妊娠しやすい身体のをつくるためには6ヵ月程度の体質改善が必要です。
なぜなら、卵子が排卵するまで育つには、6ヵ月かかるからです。
今周期排卵される卵子は、半年前から準備していた卵です。
卵子は、半年前のあなたの食生活・生活習慣・運動習慣・ストレスなどの状況が
ダイレクトに反映されています。卵子の質を改善しようとするならば、早め早めの
生活の見直しが必要です。
それを頭に入れて逆算し、妊娠やステップアップの計画を準備することが妊娠への近道です。
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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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