何気なく食べているものが妊活の妨げになっているかも?

私たちの体は毎日の食事からできています。

卵子・精子や子宮内膜も同じく、食べ物から得た栄養をもらって育ちます。

妊娠しやすい体づくりにはどんな食事をしているかも大切なポイントです。

日頃、気にせずに食べている食品の中には妊活に影響を及ぼす可能性があるものがあります。

将来の赤ちゃんのためにも是非知っておきましょう!

妊活~妊娠中は控えたい食べ物

マーガリン

マーガリンにはトランス脂肪酸が多く含まれています。

トランス脂肪酸を日常的に摂っていると、排卵障害や卵子の質の低下につながることがわかっています。

また、男性では精液所見の低下や奇形率が上がるリスクが高くなります。

マーガリンは市販のパンやクッキー・ケーキ・アイスクリームなどに原材料として使われています。

「乳等を主要原料とする食品」もトランス脂肪酸を多く含む食品の一つです。

なるべく食べすぎないように気を付けましょう。

 

チョコレート

チョコレートやココアに多く含まれる銅は亜鉛の吸収を邪魔してしまいます。

亜鉛は男性機能を高めるイメージがありますが、細胞分裂やタンパク質を合成するためにも重要な役割をしています。

亜鉛が不足すると、DNAの転写ミスが増えることもわかってきています。

銅と亜鉛は吸収経路が同じで、多い方を吸収するシステムになっているため、チョコレートをよく食べる方は注意が必要です。

銅は摂りすぎると子宮内膜に沈着して、着床障害が起こることが明らかになっています。

亜鉛を意識して摂るように心掛けましょう。

 

緑茶・コーヒー

緑茶・コーヒーに含まれているカフェインは血管を収縮する作用があります。

妊活中は冷えの原因に、妊娠中は赤ちゃんへの血流が減ってしまうことに繋がります。

1日1杯程度にしておきましょう。

また、鉄分の吸収を邪魔する「タンニン」が含まれています。

食事中や食後はタンニンを含まない水やほうじ茶などを飲むほうが良いですね。

 

ノンシュガーのお菓子・ゼロカロリー飲料

甘い飲み物や食べ物が欲しいとき「これならまだましかな?」とゼロカロリー商品を選んでませんか?

ゼロカロリー飲料やノンシュガーのお菓子には人工甘味料が多く使われています。

人工甘味料は少ないカロリーで甘さを感じられる優れものですが、デメリットもあります。

これについては下記で詳しく説明します。

 

ノンシュガーは妊活にいいの?

実は、人工甘味料の一種である「スクラロース」は砂糖の600倍の甘さがあります。

人工甘味料の強い甘味を摂っていると、食べ物の自然な甘みなどを感じにくくなります。

甘味を控えたくて摂っているのに、より強い甘味が欲しくなってしまうのです。

また、人工甘味料はその甘さがあるにも関わらず、血糖値が上がりません。

脳と体の間に混乱が起きて、脳の摂食中枢が刺激されてしまいます。

結果、食欲を増加させてしまいます。

砂糖や人工甘味料の代用品として、はちみつやココナッツシュガーがおすすめです。

これらはビタミンやミネラルがたくさん含まれています。

ただし、こちらも摂りすぎは禁物です。

日常的にノンシュガーやゼロカロリーの商品を選んでいる方は見直してみてもいいかもしれませんね。

 

最後に

上記のものも含め、通常の食生活によって摂取する食品添加物でご自身の体や胎児に悪影響が出る心配はありません。

神経質になる必要はありませんが、たくさん摂っている場合は不妊の原因となるリスクがあります。

できるだけ体に優しいものを選んだり、なるべく偏りのないバランスの良い食生活を心掛けましょう。

ご夫婦で見直しできる点はないか、お話ししてみてもいいかもしれませんね。

 

■■□―――――――――――――――――□■■
不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
大阪市天王寺区石ヶ辻町7-2
(電話)06-6774-5218
診療日時
10:00~20:00/月~金(受付終了20時)
10:00~17:00/土日祝(受付終了17時)
不定休/定休日
(公共のアクセス)
近鉄上本町駅より徒歩3分
JR環状線鶴橋駅より徒歩7分
大阪メトロ谷町線谷町九丁目駅より徒歩10分
大阪メトロ千日前線鶴橋駅より徒歩7分
■■□―――――――――――――――――□■■