子宮内膜症と不妊鍼灸

子宮内膜症をご存知でしょうか?

病院で子宮内膜症と診断され、不妊治療に取り組まれている方は多くいらっしゃいます。

どうして子宮内膜症が不妊に繋がるのでしょうか?

その理由と、自分でできる妊活方法をお話させていただきます。

 

子宮内膜症って?

子宮内膜の細胞は本来子宮内にしかできないものですが、子宮以外の場所にも増えてしまうのが子宮内膜症です。

骨盤内や卵巣・卵管にできた内膜は、子宮内膜と同じように月経のホルモン変化に合わせて、増えたり剥がれ落ちたりします。

しかし、きれいに排出されずに残ってしまい、残った内膜が炎症を起こしたり、癒着を引き起こしてしまうことがあります。

これが卵管で生じると、卵子の通り道をふさいでしまいます。

卵巣で生じると、卵子の成長を妨げてしまう要因になります。

また、卵巣内で剥がれ落ちた古い血液がどんどん溜まっていき、チョコレート嚢胞になってしまう方もいらっしゃいます。

こうして妊娠の妨げになることが考えられます。

 

どんな症状がでるの?

  • 生理痛が重い
  • 経血量が多く、血の塊がある
  • 生理の期間が8日以上になる
  • 生理の時以外にも腰やお腹に痛みを感じることが多い
  • 排卵痛がある
  • 性交痛がある
  • 排卵障害がある
  • なかなか着床しない

子宮内膜症とチョコレート嚢胞は強い月経痛が特徴で、仕事を休まなければいけなくなったり、日常生活に支障が出ることも珍しくありません。

病態が進行すると、月経時以外にも下腹部痛や腰痛を起こすようになります。

生理痛が強くなってきているという方は、早めにクリニックを受診した方がいいでしょう。

 

子宮内膜症になりやすい体質がある!?

西洋医学において、子宮内膜症が発症する原因ははっきりと解明されていません。

しかし、東洋医学では”冷え”と”瘀血”が深く関係していると考えられています。

瘀血とは、冷えやストレスなどによって血流が悪くなり、滞りが起きている状態です。

月経にレバー状の血塊が混ざりませんか?

それは体の中に瘀血があるサインです。

瘀血は不妊の原因になるほかに、手足の冷え・肩こり・頭痛・腰痛などを引き起こします。

骨盤内の血流が悪くなると、子宮・卵巣機能の低下にも繋がります。

不妊治療で大切なのは、この冷えと瘀血を取り除いていくことです。

体質を整えることで、妊娠しやすいお体を目指すことができます。

 

妊活で気を付けることは?

冷えて血流が低下してしまわないように、まずは体を温めることを意識しましょう。

  • 冷たいもの・甘いものなど体を冷やす食べ物を控える
  • カフェインを摂りすぎない
  • お白湯を飲む
  • 血行促進効果があるネギ類・青魚を積極的に食べる
  • 腹巻き・レッグウォーマー・靴下を着用する
  • 湯舟に浸かる
  • 夜更かしをしない
  • 適度に運動をする

冷え対策は小さな積み重ねで大きく変わります。

生活習慣を見直してみてもいいかもしれません。

なぜ妊娠に冷えは大敵?

また、ストレスも血流を低下させる原因のひとつです。

なるべく溜め込まないように、こまめに発散することが理想的です。

ストレスの発散には友達と会う、趣味を楽しむ、旅行に行く、たくさん寝るなど様々な方法があります。

一人で手軽にできることとして、朝お散歩をすることもおすすめです。

「日光を浴びる」「リズムよく動く」ことで幸せホルモンのセロトニンが分泌される効果があります。

是非ご自身に合う方法を見つけてみましょう。

 

 

不妊鍼灸も効果的です。

子宮内膜症やチョコレート嚢胞でお困りの方は鍼灸治療もおすすめです。

鍼やお灸で体を温め、体内のエネルギーや血流を活発な状態に整えます。

卵子をしっかりと育てることや子宮内を着床しやすい環境にするために、体が元気であることは必要不可欠です。

アクア鍼灸治療院では、不妊鍼灸によって生理痛や腰痛が楽になったと実感されるお声をよく頂きます。

子宮内膜症でお悩みの方は、一度体質改善に目を向けてみてもいいのではないでしょうか。

 

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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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