男性不妊になるNG習慣

不妊治療は女性に焦点を当てられることが多いですが、実は不妊の約半数は男性側にも原因があると言われています。

中でも、生活習慣やストレスなどによって精子を作る力が低下してしまっている方が多いです。

精子はご自身の分身のようなものです。

偏食、肥満、睡眠不足などを見直して健康な体づくりをしていくことが必要不可欠です。

そのほかにも、普段何気なくしている習慣の中に精子へ悪い影響を与えてしまうNG行動があります。

 

1.喫煙

タバコに含まれる有害物質は体に酸化ストレスを与えます。

酸化ストレスを受けることにより細胞やDNA(遺伝子)が傷つけられてしまいます。

精液検査の結果が良かったとしても、精子がDNAの損傷を受けていると、受精率や着床率が低くなり、流産率が高くなることが報告されています。

妊娠後には赤ちゃんの奇形や発達障害や突然死のリスクを高めてしまいます。

iCOSなどの加熱式タバコなら大丈夫?

答えはNOです。

加熱式タバコにはタールは含まれておりませんが、また別の有害物質が入ってるので、DNA損傷などの影響を及ぼします。

ニコチンの量は紙タバコとあまり変わりません。

紙タバコに比べて、健康被害は少ないとされていますが、iQOSであれば良いというわけではありません。

健康な赤ちゃんを望むご夫婦にとって、タバコ自体を控えることは大切なことです。

ご自身での禁煙が難しい場合は、禁煙外来を検討してみてもいいかもしれません。

 

2.サウナ

精子は熱に弱いため、下半身を温めすぎると精子に危険が及びます。

80~90度のサウナを1日15分、週に2回利用した場合、3か月後には精子の濃度や数、運動率が低下するという研究結果があります。

睾丸は体温より2~3度低い温度が適温だといわれています。

サウナに長時間入ることや頻繁に通うことは避けましょう。

同じく、高温のお風呂に長時間入ることもあまりよくありません。

体温より2~3℃高い温度のお風呂にゆっくり浸かるようにしていただくと、血流促進効果やリラックス効果を得ることができます。

 

3.育毛剤
AGAの治療で使用されるフィナステリドを主成分とする育毛剤は抜け毛を抑えると同時に、男性ホルモンの働きを抑えてしまいます。
また、副作用として男性機能の低下が起こることもあります。
妊活中は髪のケアはお休みするほうがいいでしょう。
 

最後に

精子は新しく作り続けられるので、一度精子の質が低下してしまったとしても、生活習慣の見直しによって改善することができます。

改善に必要な期間は約3か月と言われています。

ご自身、またはご主人様が当てはまらないかチェックして、生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
 
まだ精液検査をしたことがない方や前回検査をしてから時間が経過している方は一度検査をしてみてもいいかもしれません。
精液所見についてはこちらの記事で詳しくお話しています。
https://www.aqua-aqua.jp/case/000590-2/
参考にしてみてくださいね(^-^)/
 
 

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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
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