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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
大阪市天王寺区石ヶ辻町7-2
(電話)06-6774-5218
診療日時
10:00~20:00/月~金(受付終了20時)
10:00~17:00/土日祝(受付終了17時)
不定休/定休日
(公共のアクセス)
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JR環状線鶴橋駅より徒歩7分
大阪メトロ谷町線谷町九丁目駅より徒歩10分
大阪メトロ千日前線鶴橋駅より徒歩7分
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妊活にいい油とよくない油
妊活と体脂肪が深く関係していることを知っていましたか?
体脂肪はエネルギーの貯蔵庫や体温の維持、細胞膜の構成、ホルモンの原材料になるなど、体の中で大変重要な役割をしています。
妊活において、体脂肪率は21~27%程度が理想的と言われています。
これより多すぎたり、少なすぎたりすると体のバランスが崩れてしまい、妊娠を遠ざけてしまいます。
食事から摂る油に気を付けよう!
妊活を始めたら、普段の食事で摂る油に気を付けてみましょう。
摂り過ぎに注意したい油の中で、最も身近なものがトランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸は加工食品やファストフード、マーガリンなどに様々な加工食品に含まれています。
トランス脂肪酸が妊活に及ぼす影響
① ホルモンバランスの乱れ
トランス脂肪酸はインスリン抵抗性を引き起こすことが知られています。
インスリン抵抗性とは、インスリンの効き具合のことで、ホルモンバランスに影響を及ぼし、排卵障害や月経不順などの原因になることがあります。
ある研究では、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の患者様の約50~80%にインスリン抵抗性が見られるという報告があります。
これらは妊娠しやすい体を作る上で大きな障害となります。
② 炎症反応の増加
トランス脂肪酸は、体内の炎症を引き起こしやすくします。
慢性的な炎症は、子宮・卵巣などの生殖機能に悪影響を与えることがあります。
炎症が卵巣や子宮の健康に影響を与えると、排卵や受精、着床などのプロセスに問題が生じやすくなります。
③ 血流の悪化
トランス脂肪酸は、悪玉コレステロール(LDL)を増加させ、善玉コレステロール(HDL)を減少させることで血液循環を悪化させます。
これにより、妊活に必要な栄養や酸素が子宮や卵巣に十分に届かず、卵子や受精卵の成長の妨げになったり、着床障害・流産のリスクが高くなります。
④ 卵子と精子の質低下
トランス脂肪酸の摂りすぎは、卵子や精子の質を低下させてしまうことが分かっています。
特に精子の運動率や数に影響するといわれています。
タイミングでなかなか妊娠しない、人工授精でうまくいかない、採卵で卵は採れるけど胚盤胞到達率が低いといったお悩みに繋がります。
3. 妊活中のトランス脂肪酸摂取を減らすために
トランス脂肪酸の摂りすぎを予防するために、以下のことを心がけるとよいでしょう。
加工食品を避ける:マーガリンやショートニングが使われた菓子類、揚げ物、冷凍食品などの加工食品はできるだけ避け、自然な形で作られた食品を選ぶようにします。
食材ラベルをチェック:食品ラベルで「部分水素化油」や「トランス脂肪酸」などの表示があれば、その食品は避けるようにします。
外食やファストフードの控え:外食やファストフードには、トランス脂肪酸が多く含まれていることが多いため、これらを控えるか、オリーブオイルやバターなど健康的な脂肪を使用した料理を選ぶようにしましょう。
自然な脂肪を選ぶ:植物油の中でも、エキストラバージンオリーブオイルやナッツ類、アボカドなど、自然な不飽和脂肪酸を含む食品を積極的に取り入れます。
妊活におすすめの油
妊活に良い油もあります。それはオメガ3脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は体内では作り出せない必須脂肪酸で、次のような効果が期待できます。
- 卵子や精子の質を高める
- 受精や着床の確率を高める
- 炎症を抑制する
- 子宮内膜の質を改善する
青魚やえごま油、亜麻仁油、チアシード、アーモンドに多く含まれています。
えごま油・亜麻仁油など油の場合は、加熱に弱いのでサラダにかけて食べるなど、非加熱の状態で摂るようにしてくださいね。
4. まとめ
健康的な食事選びが妊活成功への第一歩になります。
BMIや体脂肪率が高めの方、低すぎる方は将来お腹に宿る赤ちゃんのために、適正な数値を目指しましょう。