腰痛と妊活
腰痛と妊活が関係あるのをご存じですか?
デスクワークの方でも、立ち仕事の方でも、腰の痛みを感じたことがある方は多いと思います。
姿勢が悪いことや、支える筋力が弱くなって腰の痛みがでていることもありますが、
東洋医学から腰痛の原因を考えると、実は不妊と関係があることがあります。
東洋医学からみる腰痛の原因
大きく3つの原因があると考えられています。
1つだけが原因の場合もありますが、複数の原因が重複している場合もあります。
①風邪・寒邪・湿邪が体の中に侵入している
気候の変化に体が適応できなかったり、抵抗力が弱くなっていると、外から「邪気」が侵入し、痛みを発生させることがあります。
しかし、現代では気候の変化以外でも起こりやすくなっています。
例えば、この時期では、、
- 雨が多く湿度が高い
- クーラーや扇風機の風に直接あたっている
- 冷房で体が冷えている
- 汗を吸い取りにくい化学繊維の下着や服を着ている
思い当たる項目があれば、「邪気」が体の中に侵入して、腰痛を引き起こしている可能性があります。
②瘀血が阻滞している
「瘀血」とは、血が冷えて流れが悪くなっている状態です。
「瘀血」が停滞している状態だと経絡の流れが阻害されて痛みが発生してしまいます。
「瘀血」になりやすい原因としては、、
- 冷え性である
- 下痢や便秘になる
- 生理痛や生理不順がある
- 食生活が悪い
などがあります。
③腎精不足または腎の機能が低下している
「腎精」とは、父母から受け継いだ「先天の精」と、飲食物より得られる「後天の精」からなるものです。
「精」は生命力と成長、生殖力の源です。
飲食物から栄養を十分に摂取できないと、「精」が不足したり、腎の機能が正常に働かなることがあります。
また、忙しすぎて、休養を十分に取れないことにより、腎の機能が低下することもあります。
- 暴飲暴食
- ファーストフードや油ものの摂りすぎ
- 甘い物の摂りすぎ
- 冷たいものの摂りすぎ
これらの原因から腰痛が引き起こされている可能性があります。
なぜ腰痛と不妊が関係あるのか
上記であげた原因の共通しているところで、
体が冷えているということは、内臓が冷えている=生殖器も冷えているということです。
冷えや血流が悪いということは、臓器が正常に機能しなくなってしまうので、妊娠しにくい体になっている可能性があります。
また、③で説明したように、「腎」は生殖にかかわる臓器と言われていて、③の原因での腰痛の場合は同時に生殖力が低下している可能性もあるということです。
このように、腰痛があるということは、妊活にも影響がでてしまう可能性があるのです。
体が冷えないようにあたためること、そして栄養バランスの取れた食事を心がけましょう(^^)
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不妊治療専門 アクア鍼灸治療院
院長 松本茂文
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