便秘について

つらい便秘にお悩みではありませんか？

2、3日お通じがない
コロコロの便で排便してもスッキリしない
何日間か便秘になったのちに下痢になる
便秘と同時に肌荒れもひどい
仕事や家事が忙しくて決まった時間にトイレに行けない
クリニックで便秘治療を受けるべきか悩んでいる

特に女性に多い便秘の悩み。便秘に効く体操をしてみたり、水分や食物繊維を多めに摂ってみたり、いろいろな方法を試しても改善されず体質だからと諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。

しかしたかが便秘と甘くみていると、腹部の痛みや吐き気、肌荒れ、イライラなど他の症状を引き起こしてしまう可能性もあります。そうならないためにも、早めに根本的な対策が必要です。

アクア鍼灸治療院上本町院では、鍼灸によるアプローチと便秘を改善するために重要な食生活のアドバイスで、慢性的な便秘を改善します。

鍼灸と食生活のアドバイスでつらい便秘を改善します

便秘は、食生活の乱れにより、症状が引き起こされることが多く、大腸に原因があると考えられます。そのため一般的な施術では、大腸だけにアプローチされることがほとんど。しかし私たちは大腸だけではなく、身体全体をチェックします。そもそも便秘の原因は、自律神経の乱れにあると考えるためです。

きちんと排便が行われないのは、脳から正常な指令が出せていないから。便秘を患っている方はストレス過多で、いつも頑張りすぎの方が多いです。それはつまり、脳がいつも緊張状態で、疲れているということです。

脳は大腸だけではなく、胃や肝臓、子宮や卵巣など各内臓に指令を出します。便秘の方は、便秘だけではなく慢性的な胃痛や腰痛、また不妊など他の症状も併発されていることがほとんどです。

そのため私たちの施術は『脳に効かす』ことに重きをおいています。WHO に認められた360以上あるツボの中から、脚や腕・腰にある便秘に効くツボを選びます。

脊髄反射を利用して、脳に刺激を与え、しっかりと脳を機能させるようにします。脳は内臓が正常に動くように自律神経を介して指令を出します。このようなメカニズムを利用し、大腸を自分自身の力で正常に動かすようにして便秘を改善させます。

その他に食事療法として、朝ご飯の改善を提案します。良質な朝ご飯を摂ることは腸内環境の改善に一番効果的です。戦後、欧米化の影響で日本人の朝ご飯もパンやヨーグルト、コーヒーなどの洋食の方が多くなりました。

便秘や大腸の病気は、この食生活こそが問題視されています。パンは小麦とグルテンによって身体を冷やし、腸内に溜まる性質があります。ヨーグルトやコーヒーを朝から食べることで、1 日の中で 1 番低体温である身体をさらに冷やしてしまいます。身体が冷えると内臓が正常に動きません。

私たちがおすすめする朝ご飯は『和食』です。お米、お味噌汁、納豆や卵、焼魚などのおかずです。和食は身体を温め、就寝時に休んでいた内臓を動かします。そして、味噌や納豆の発酵食品を摂取することで腸内環境が良くなります。卵や魚からタンパク質も摂れ、身体を元気にします。このようなお話をしながら食事指導を行います。

施術を続けていくことで、薬を使わなくても便が出たり、今まで便秘と下痢を繰り返していた方も安定して毎日通常の便に戻っていきます。ただ、鍼灸をしっかりされていても、食生活が悪ければ持続することは難しいです。

朝ご飯を和食に変えられる方はほぼ100％の確率で便秘が改善しています。これも鍼灸治療と同じで持続することが大切です。患者さまからは「今まで下剤に頼っていたけど、薬に頼らず自分の力で便を出すことができた」「顔色が良くなり、肌荒れも改善した」などの喜びの声をいただいています。

便秘が起こる原因について

便秘は自律神経の乱れと深く関係しています。現代人は常にストレスと密接な環境にいます。ストレスが溜まることで、脳が疲れると、脳に炎症が起きます。そのせいで脳の判断が鈍り、正常に大腸に指令を出しづらい状態になると自律神経の交感神経と副交感神経のバランスがうまく調節できなくなり、交感神経優位の状態が続いてしまうのです。

便を出すときはリラックスしている副交感神経が優位になるため、緊張状態が続いた交感神経優位の状態では便意はなくなってしまいます。

また、現代人の食生活にも大きな問題があります。パンやパスタなど小麦が主流の食生活では、主にパンやパスタに含まれるグルテンの影響で胃では消化されても腸内に便が残りやすくなってしまいます。

巷で便秘に良いとされている食物繊維には不溶性と水溶性があり、不溶性食物繊維は便のかさを増すことで腸壁を刺激するため、便秘解消に繋がるとされています。しかし中には腸の運動がうまくいかない方も。便秘に良かれと思って不溶性食物繊維ばかりを摂りすぎると、便が硬く大きくなり、排泄しづらい、お腹が張るといった便秘の症状を招くこともあります。

精神的なストレスや食生活に加えて、毎朝忙しくトイレに行く習慣が作れないことも便秘を引き起こす原因になります。そのほか、不妊治療中は薬の副作用などで、便秘になりやすい状態です。